雨の中を強行

てっせん


 昨夜から雨が降り続いていた。朝方川を見ると「釣りにはもってこいの川の濁りだ」などと言っていたが、どうしてどうして、その後は雨足もどんどん強まり10時頃には川は濁流に変わった。あまりにも狂ったように流れる川を見ていると怖くなってくる。だが、今日は息子が京都から「熊の檻を解体してやる」って来てくれている。この日を逃したら今度はいつになるか分からない。そこで、台風2号の接近で降り続く雨の中を強行突破だ。ところがこの檻が意外と頑丈に作られており、なかなかつぶれない。しかも屋根の上は雨で滑って危険この上ない。下に落ちれば川まで転落だ。こんな作業で息子が怪我でもしたら大変な事だ。とにかく安全第一。酸素ボンベのガスの残量も気になりながら、どう切ったら安全か。しかも、明日仕事がある息子は今夜のうちに京都に戻らなくてはならない。さらに、何としても作業は終わってもらわないと。この間も雨足ははどんどん強まる一方だ。カッパを着ていてもこう、雨が強まっては作業がしずらくって仕方がない。そして、夕方5時ようやく終わる事が出来た。だが、本当に切断され切っているかどうかはまたその保証もない。今後の作業で不十分な部分はまた続行だ。そして、冷え切った体をお風呂に浸かって温め、ご飯も食わずに車に乗って息子は京都を目指した。「何とか今日中に家につけるかな」とか言いながら。雨の中を無事家に到着してほしいと願っている。
 さて、昨夜お泊りになったお客さんは、昨夜は遅くまで飲み、歌っていたらしい。そして、朝食は9時。ストーブを囲んでの食事となった。そして、雨の中を午前中に出発していった。これまた、無事にと祈るしだいである。今日の一枚は、この雨の中と作業が忙しくとても写真など撮っている余裕もなかったので、先日撮った庭の「てっせん」です。