やっと雨が

白いショウマ


 待ちに待った雨空。梅雨に入って豪雨には見舞われたが、その後は予報では降る降るって事だったが、やっと雨が落ちてきた。それでも、予報では昨夜からって事だったが、朝方はいつもの様に霧が立ち込める程度だった。こんな日は何をどうしようって考えも浮かばず、ストーブに火を入れて、外を眺めて時間を過ごす。そしたら、10時半ころバス停に登山者が一人。やがて空から雨がポツリポツリと。桜の木の下では可哀想かなと「どうぞ、テラスを使って下さい」ってご案内した。山ではすでに雨が降っていたようで着ているものも濡れている感じ。本当なら、ストーブに火も入っているし、ストーブで暖を取らせてあげたいって気持ちはあるが・・・。たった一本のジュースでも買ってくれるんなら、お客さんだ。「どうぞどうぞ」ってご案内したいのだ。しかし、登山者はまづお金は使わない。こっちもボランティアじゃなし、そうそう親切ばかりはしていられない。以前、親切にストーブの所で暖を取らせたら、もちろん上り込んで着替えはする、お茶は飲む。さらに、お菓子を出せば入れ物まで食ってしまうんではないかって勢いで。そして帰りは「どうも」の一言。登山者でお金は極力使わないって考えもいいが、少しでも使ってくれれば、やってやりたい事もある。そんな話をしながらフミちゃんと時間を過ごしていたら「あの〜天ぷらそばは出来ますか?」もちろん、即座に「はい」って。こうなれば暖かいストーブをどうぞどうぞってね。山に来たり、旅行に来たら、土地の人との触れ合いも大事だと思うんだけどな〜。何も、いっぱい使わなくったってね。きょうの一枚は庭に咲く白い「ショウマ」です。