いらっしゃ〜い

フキノトウの天ぷら


 昨日お医者さんに行ったことで、今日はずいぶん楽になった。そして、昨日夕方になって、電話があり「明日久しぶりに天ぷらそばを食べに行きたいんだけど〜」と。先日日記にも載せたが、岩魚池の淵にいくつか出来たフキノトウ。このフキノトウを最初はだれにと思っていたが、この部落のお姐さん方に食べていただくことに。昨日までの最強寒波が去って、今朝は少し過ごしやすかった。そして朝食を食べて、「お昼のお客さんが来る前は暇だな〜」と、まだ少し疲れが残る体を横にしていた。そしたら、フミちゃんが「あらもう来たようだわ、いや、孫か?いや、部落のおばちゃんだわ」と。ちょっとおしゃれなこのおばちゃんは、フミちゃんの新作を見ては「あらこのセーターおしゃれじゃない」とか言いながら、いくつも買ってもらったおばちゃんだ。「最近は足が具合悪くって、今日は孫に送ってもらったわ」と久しぶりにフミちゃんが作ったであろう新作を見に来たのだ。しかし、今は、若い人向けの新作はあるが、おばちゃんの求めるものは作っておらず「今度来るときにはこんなセーターを編んでおいて」と注文していった。いつもこのハマイバのところに犬の散歩してくるおじさんとは親戚で「今年になって入院することになったんだって〜」と。聞けば相当具合が悪いと言う。このハマイバに越してきて10年。一生懸命この部落の一員になろうとしてきたがほとんどの人は距離を置いてる中、このおじさんは農作物を作っては背負って届けてくれたり、大きな大木が運ばれて来たら「僕が切って上げよう」ともしてくれた人。心配だな〜そんな話をした後「それじゃぁもう行くから送ってくれる〜」と。もちろん「よろこんで〜」とね。それからしばらくしたら、予約を頂いていたお姐さん二人が仲良くご来訪。さっそく、フキノトウを中心に天ぷらを揚げて。「今日はこれにとろろを付けちゃいます」と。そして僕たちもご一緒に春の恵みを食すことに。今年も一年のスタートです。これからいよいよ本格的な春がやって来ます。お客さんに大いに春の恵みを食してもらいたいな〜今日の一枚は、そのお客さんにお出しした「天ぷら」です。