職人技

枝打ち作業


 今日は天気はいいのだがとにかく風がほほを刺すようだ。ポケットに手を入れていてもその手が痛くなる。今日は朝8時に東京電力から委託されて、電線のまわりの木の枝なんかが支障している場所の枝打ちに来た。車2台、作業員2名。しかも木のてっぺんまで移動できる車だ。これなら、安全にいい仕事が出来る。手際もいい。この作業を道具も無く、一人でやるのは大変だ。建物の北側のもみじの木は数分で跡形も無くなった。
 次は、建物の前の桜の木だ。ここには、便利な車も入れない。そこで、職人技の出番だ。延長できるはしごをいっぱいまで伸ばし、細い木の幹にはしごは掛かっているのだが不安定、しかも、ほぼ垂直に立っているはしごにスイスイと登り、頂上でその幹に命綱をかけて、もう作業開始だ。見ている自分の足がすくむ。下では、投げ下ろした枝を片っ端から片付ける。見ていて気持ちよさを感じる。
 自分の希望では、この際だから屋根をいためる原因となっている枝も切り落としてもらいたいのだが、そこは委託業者、契約してある枝をきっちり。仕方が無い、後は又自分でやるしかないだろう。
 今日の一枚は、その枝打ちで高いところで作業しているワンショットです。ご苦労様でした。