お客さんとワラビ採り

みやまきんぽうげ


 今日のお客さんは、このハマイバのお得意様で、昨日急にご来訪くださった方だ。今朝は、天気も良く、「もしかしたら真木林道から富士山が望めるかもしれない」って、私の四駆で大峠をめざした。途中で、いつも採ってる「ワラビ」を採りに草むらに入った。奥さんは「始めてだわ〜、感激」とか言っちゃって、お手伝いさんの指導に素直に従っていた。だんなさんはかなりの急坂を滑りながらも登っていって一束採ってきた。途中奥さんが「あなた、あそこから採った?、やっぱりなぁ〜私が残しておいたものぉ〜」って。まったく〜女ってこれだもの。
 さて、そこから今度は大峠までいって「涼しいねぇ〜、今日は東京じゃ暑くてたまらないでしょうね〜」短く、かわいく伸びた草むらに腰を下ろして、夫婦そろって記念写真(訳あって今日の一枚には載せませんが・・)本当に二人ともいい顔してましたよ。山登りするとのども渇くのでジュースで乾杯。冷たくて美味しいこと。
 この大月の林道は、雁ガ腹摺り山の登山口以外はこれといって「売り」がなく、小鳥のさえずり、気持ちいい空気。そしてなにより緑が美しい以外取り柄の無い土地柄だ。なんか、「これっ」って物が無いとねぇ〜。まぁ、何にも無いのも取り柄だけどね。自然の中に身をおいてじっくり人生を振り返る時間も必要ではないでしょうか。
 今日の一枚は、あとちょっとだけ登山者をたのしませてくれる「二輪草?」みやまきんぽうげの花です。