後10日

稲穂


 今日は9月21日。後、今日を含めて渓流釣りは10日だ。今朝は、日曜日って事もあって、早朝の釣りはご遠慮した。今日も朝から、次々に車が登っていく。しかも、このハマイバ周辺にも何台か道端に車が駐車していた。残り少ない渓流釣り期間。やりたいって気持ちを抑えながらの仕事はどうも身が入らない。先日買ったチエンソーの具合も悪い。掛かるのはかかるのだがスロットルを握るとすぐに止まってしまう。仕方がないので、この機械を買った富士吉田まで出張だ。もちろんガソリン代は自分持ち。
 帰って来たのが、午後3時。こうなりゃぁ釣りに行くしかないのである。東京からの釣り人がやらない様な場所を目指してひとっ走り。小雨がポツポツ。さぁこれからって時から雨が激しくなる。何てことだ、おまけにカミナリ様も、ピカッと、そして、ゴロゴロと。危ない危ない。えん堤とえん堤の間だけやってさっさと竿じまい。だが幸運にも23cmの岩魚君を含め僅かな時間に3匹だ。川から上がって川を見るとすでに濁流。明日はきっと釣り日和になるだろう。何て考えながら車で下りてくると、携帯の電波が入ったと同時に「もしもし、鎌倉さん、今日これから泊まりに行っていいですか?」って電話。今日の今日じゃぁ普段なら「すみません、準備できません」ってお断りするところだが、お馴染みさんで、しかもこのハマイバの看板作りに一役買ってくれた人、しかも、昨年から渓流釣りにはまった人と、くりゃぁ断るはずもない。「いいですよ〜まってますよぉ〜、明日は最高の釣り日良いになるでしょう」と。
 もう9月も後10日、実りの秋を迎えた真木の部落。道端に倒れてくるんじゃないだろうかって実がいっぱい詰まった稲の穂が印象的だったから、通りすがりにパチリと一枚撮って来ました。それが、今日の一枚です。