仲間の訪問

紅葉


 今日は、朝に、東京の仲間から「美術展の出品する写真を取りにいきます」って、メールが入った。どうも、お昼頃になりそうなので「よし、ストーブでも焚いてお迎えしよう」って、見たら、焚きつけの杉の枯れ葉が少なくなっていた。それじゃぁってんで、さっそく山に杉葉拾いに出発した。今日は土曜日で、この真木林道を次から次に車が登っていく。「あ〜ぁきっと、雁ガ腹すり山にでも行くんだろう」って中に、下ってくる軽トラが数台。私の車を見てはクラクションを鳴らして通り過ぎていく。何だか、「この村の住人として認められたのかな?」って少し嬉しい気分になる。その軽トラの荷台には、枯れ葉をいっぱい詰めた袋がぎっしりと。帰り道、道路わきの側溝では近くのおばさんが二人でカゴにいっぱい詰め込んでいた。「ごくろうさん、運ぶのが大変なら袋に入れとけば軽トラで運んでやるよ」って声を掛けたら、「運動不足の解消に運んでるから気持ちだけで嬉しいよ」って返答が。
 さて、家に帰って、お客さんを待つ。今日はカレーでも作って食べさせてやるか。さっそく取りかかる。本当なら天ぷらそばでもと思ったが、いつ来るか分からない。やはり、揚げたての天ぷらを食べさせるには作り置きはちょっとね。てな事でカレーに落ち着いた。13時過ぎにようやく待ちに待った訪問者が現れる。「いらっしゃい、久し振りだね〜」「鎌ちゃんスマートになった?」って会話からはじまり、さっきまで久し振りに大いにしゃべった。なんでもかんでも・・・。
 やっぱり、こういう仲間がいるっていいね。自分ひとりで抱えてちゃ解決の糸口もなかなか探せないけど、会話の中からヒントがでてくりゃこれはこれで。
 実は、東京生活時代は、毎年一回「勤労者美術展」にいつも写真を出品していたが、この大月に越してからはなかなか自分の撮った写真を他の人にみてもらう機会がなかった。そこで、この大月に越してきて日々のくらしの一部を撮った写真を3点持っていってもらった。さ〜ぁ見る人はどんな感想を漏らすだろうか。少しでもこの暮らしが分かってもらえたら幸いである。
 今日の一枚は、真木川の紅葉です。