映画鑑賞・岳

わかみどり


 今日のハマイバはなにやら怪しげな雲に覆われた一日となった。こんな天気じゃぁ洗濯も出来ないし、そして、山椒摘みも明日に延期だ。そこで今日は午前中には庭の手入れやら、旅館のお風呂掃除やお部屋の掃除に頑張った。そして午後には「今日封切りの映画でも観に行って来ようか」って話になってさっそく支度をして出発だ。時間に余裕があるので中央道は使わず、国道を走ることにした。その道すがらあっちの店にも。こっちの店にもって寄っていたら山梨県ではあるが甲府の街には「渋滞」ってものがあった。だから映画館に到着したのは始まって10分くらい経ってから。シニア二枚だとお年寄り割引があって2000円で見れると言う。有難い話だ。私は「登山」はしないのであまり良く分からないと思っていたが、その壮大な画面を見たらものの数分もしないうちに引き込まれた。日本の屋根と言われる山々を抱える長野県警には山岳救助隊があるらしい。そこでの活躍と苦労を映画にしたものだが、大自然の厳しさや山に魅了される方々をサポートする人々の活躍や葛藤が描かれていて長さを感じない映画であった。わざわざ大月から交付まで出かけて行った甲斐があったと思う。その映画館を取り巻く環境にもビックリだ。若者が集まり何でもあるお店の数。東京の銀座よりりっぱだ。しかも、畑のど真ん中にこの建物だ。駐車場には頭を使う事もお金を使う事もない。さすがに田舎の銀座だ。帰り道には食事やまたまた買い物もしてようやく今お帰りだ。家に着くと浜ちゃんが狂ったようにご主人様のお帰りを喜ぶ。きっと淋しかったんだろう。昨夜はハクビシンがハマちゃんのそばに出没。ハマちゃんは午前1時半に大声でワンワンと吠え、この私を叩き起こした。そして、それから一時間またまた鳴き狂ったように。またまた起きていくと側溝の網の下にハクビシンがいてハマちゃんと鳴きあっていたのだ。私は鉄の棒を持参し「えいっ」っとばかりに突いたが外れた。ハクビシンはその瞬間からどこかに消えた。きっと寝不足だったろうから今日は寝ていたのかなと思いきや、下の息子さんと遊んでいたらしい。今日の一枚は燃える若葉。本当の「若緑」です。