朝から晩まで

僕も屋根に上りたいよ〜


 大雪から二日目。今日も朝から雪との格闘だ。予報によれば、水曜日にはまた大雪になるかもって聞けば、屋根の上にまだ一メートルも残ってる雪をそのままにって訳にもいかない。このハマイバの建物は、庭も広いが、屋根も広い。しかも、除雪車って訳にもいかないし、滑ったら一巻の終わり。だから、登る前から、ちゃんと命綱を用意して、それに体を巻きつけての作業となる。たっぷり積もった雪が昨日の暖かさで水分をたっぷり含んだ雪だ。思うようにはかどらない。下を見れば、はるか下に真木川の流れ。あそこまで落ちたら大変なことになるなと。このところ毎日の力作業。そうでなくても体に爆弾を抱えている私はすぐに息が上がってしまう。「フミちゃ〜ん、ジュースでも持ってきて〜」って。雪のある屋根に腰掛け、冷たいジュースを飲むと少し生き返ったような気分に。かと言って、長く座ってると、仕事がはかどらないばかりか、お尻が冷たくなってくる。そんなところに、下の息子さんが手伝いにやって来てくれた。これは有難い事。下の息子さんは力仕事は慣れたもの。重い雪をスコップですくっては遠くまで飛ばし、その雪は直接真木川まで。しばらくしたら、玄関前の、テラスの屋根の上の雪がヅンっとばかりに移動し始めた。全部流れ落ちてくれたら最高だが、屋根は三角形。雪は川とは反対方向に滑り出すと、その雪は屋根に当たって止まってしまう。何とか流したいから、その当たってる部分を削り取る。数センチ動くとまたつかえてしまう。まったく手がかかる作業だ。お昼には屋根から降りて、テレビにくぎ付け。そしたら、まだ、国道はストップしたまま。その国道に出る真木街道もまだ開通してないらしい。今日も陸の孤島だ。いつになったら、普段の生活に戻れる事やら。今日の一枚は朝方屋根に上ろうとしていたら「僕も登りたいよ〜」とばかりに、山と積まれた、雪の上まで登って来たハマちゃんです。