今まで有り難う

二輪草


 昨夜遅くに電話が鳴った。心配していた、お姉ちゃんの事だ。お医者さんからは「厳しい」って事も言われていたのだが、いざ、現実となるとやっぱりショックだ。そして、今朝方自分の家に運ばれたと言う。昨夜お泊りいただいたお客さんには、夜そんな話もしていた。そして、お客さんは朝は弁当を作って、早くに釣りに出かけ、今日は立ち寄る予定はないとの事。お客さんも出かけたし、今朝は起きてすぐに河口湖に飛んで行った。今日はハマちゃんも淋しいだろうが連れてく訳に行かないので、鎖につないで出発だ。「ハマちゃん行ってくるね〜」と。お姉ちゃんは僕より二つ上。それにしても日本人の平均寿命を考えれば、早すぎる。小さい時からお姉ちゃんとは仲良く、いつも一緒に遊んでいたし、退職して大月に来てからは「おまえのところはお客さん居るの?居なかったら手伝ってよ〜」って何度お手伝いに行ったことだろうか。とにかく、趣味は仕事って事で「いい加減ゆっくりしろよ」って言えば「だってそれが趣味なんだもん」って。だから働いて働いて、自分の趣味を全うしたから、まぁ幸せな事か。人間には運不運ってありますよね。悪事を働き皆に嫌われても長生きする人もいるし、何にも悪い事もしないでコツコツと精一杯生きて来ても、不治の病にかかる人も。まぁそんなだから、自分もいつお迎えが来ても、悔いが残らないように、やりたい事をやりたいように生きていく。いつだって、悔いがないって言えば、嘘になる。人間いつか必ず、一度はお迎えが来るもの。だからこそ、今日を精一杯生きて行く事。それしかないよね。さて、昨夜お泊りになった、お客さんは、今日はどうだったのかな?やっぱり気になりますよね。非常に条件が厳しい中、あれだけの釣果を引っ提げて来るお客さんの事だもん。今度来るときは、そんな心配はさせませんから、気楽に出かけて来てくださいね〜今日の一枚は出掛ける前に、猫のちはると散歩してたら、咲いてましたよ〜「二輪草が」小さくって、人間に踏まれてしまいそうな花です。可愛いですよ〜