楽しいわ〜

霧に包まれて


 今日のお客さんは、毎月ご利用くださってるおばさんたち。例によって9時バスでご来訪。「いらっしゃ〜い」バスが到着して、そのおばさんたちが降りて来るのをお出迎え。と言うのは「今日はお汁粉を作って行くから、取りに来て」と言われていたからだ。そして、ストーブの所に来たらすぐに、みんなそれぞれ財布を出して、今日の料金の前払いだ。こうすれば間違いがないからと。このお客さんたちは、いつもお部屋に通せば後は知らん顔。そしてお昼に食事をお持ちする。だって、すべて分かってるから手がかからないのだ。そして、12時。「食事が出来ました〜」て持って行くと「今日も本当に楽しいわ〜」の連発。気心が知れた仲間で、ここでゆっくりする事が本当に楽しいらしい。お客さんが楽しく過ごせてくれたらそれが一番。やがて、食事を見たら「あれ、やだ〜まだ来るよ」って目をほそめ。食べ終わった後は「ここの料理は本当に自分たちの歳にあった食事で嬉しいわ〜、ここのものは全部食べられるわ〜」と。最近ではお歳をめした精か、食事が普段は細いらしい。だがここに来れば、それが一転元気を取り戻して、食欲がわくんだとか。そして、「持ってきたお汁粉はいつ出せばいいの」って聞いたら「今日は4時にこっちからストーブの所に行って、そこでお汁粉を食べて、そして5時バスで帰らせてもらっていいかしら」との提案。今までは5時バスも暗くは無かったが、最近は日が落ちるのが早くって、もう5時バスでは真っ暗。でも、いいですよ〜いつもの時間ですから〜と。実は昨夜お客さんから電話があって「一人ですが泊めてもらえませんか」との申し込みが。でも、日帰りのお客さんには早く帰ってとは言えないから「申し訳ありませんがお断りを」と言ったら「いいですよ、その時間に合わせて伺いますから」との事で「それでは5時半チェックインと言う事なら」とお受けする事にしました。聞けば、大月市観光協会からの紹介って事もあるので、気持ち良くお受けする事に。フミちゃん頑張ろうね。そんな事で、さっき、みんなでお汁粉を食べて「これなら4時バスで帰れるね」と、来月の申し込みもして帰って行きました。今日の一枚は今日は一日中こんな霧に包まれたハマイバとなりました。