台風の後始末

水源地の掃除


 先日の台風12号は、それほど被害はなかったと思ったら、どうしてどうして、山から引いている、旅館の水源になっている場所から水が出てこなくなった。そこで今朝は起きて、フミちゃんが「今朝はご飯がないからこれから炊くわ」との事で、「それではそのご飯が炊けるまで、水源に行って直してくるわ」と。もちろん、獣との遭遇も考え、ヤリを持参して。台風で大雨になったころは夢の中だったが、一時は相当な降りになったとの事。だから出発前に予想を立て、必要な道具を持参して、山に向かう。もちろんハマちゃんと一緒なら、獣が出た時自分だけでなく、ハマちゃんの方に気を配らなければならなくなり、大変だから「ハマちゃん、ハマちゃんは待っていてね」と言い聞かせ。そして水源地についてびっくり。なんと、岩らしきものがいっぱい動いてるではないか。そこで大声を出したが、振り向くだけ。そこで槍で金属音を出したら、ようやく気が付き、一斉に逃げて行ったっけ。それはイノシシの子どもが10頭近くの集団で沼のところでエサを探していたのだ。追っ払った後は、予想通り、水源に砂利が詰まって流れを悪くしていたので、砂をほじくって、水が給水口に目いっぱい流れるように掃除して。その水源が今日の一枚です。修理が終わったら、フミちゃんに電話で確認した後山を下りることに。家に帰って少し遅めの朝食の後は、今度は真木川から岩魚池に引いてる水路が陸に上げて避難していたのでこれを水の中に。これでようやく。ポンプのスイッチが切れるぞと。今日は週に一回のフミちゃんの編み物教室のため甲府に。「ハマちゃん、今日はお留守番していてね」とお願いして出発した。大月は今にも降りそうだったが、山を越えて、甲府盆地に入ったら太陽の光がまぶしいほど。そして気温も真夏に逆戻りだ。「フミちゃん、教室が終わったら、まっすぐ家に帰ろうね」と。家に急いで帰ったら、いつものお姐さんと、下の息子さん二人と、ハマちゃんは遊んでもらっていて。帰ってきた僕たちの顔を見たら、もう僕たちにべったり。きっと淋しかったんだろうね〜