誰が・・

招き猫


 今日もお客さんはいないので、二人してのんびりしたもんだ。とは言え、今朝は7時半のバスでお客さんが降りたのを、ハマちゃんは察知して、家の中でワンワンと。しょうがないな〜などと思いながらも、起きて来ることに。でもいかんせん早すぎ。ストーブに火を入れて温めたら、もう一度床に入ろうかなと。やがて、一回りして納得したのか、ハマちゃんは家の中に入れろとひと吠え。その声を聞いたらフミちゃんも「まったく寝てられないわ」と起きてきた。こうなれば僕がもう一度寝る事なんてできない。「朝起きたらおいしいお茶でも飲みましょ」とフミちゃん。やがて、フミちゃんは「そうだ今朝のご飯を炊かなくちゃ」と。それなら炊けるまでテレビでも見てようかと。そしたら、猫のちはるは「外に連れていけ」とせがむ。「フミちゃんしばし、ちはると散歩してくるわ」と。ちはるは広い庭をくまなく歩く。でも一時も目が離せない。そしたら、岩魚池の方までスイスイと。それなら岩魚君たちに、餌でもあげようかと。昨夜は強い風が吹いたせいか、岩魚池の給水と排水の場所に枯れ葉がいっぱい詰まってる。これを掃除してと。次は池の周りにもみじの葉っぱが布団を敷いたようにふかふかと。でもこれも風が吹けば、池の中に入るし、今のうちに綺麗にしておくかと。そんな作業をしながらも、ちはるから目を離せない。やがて呼んで家に戻ったら「ちゃんと呼んだら来たでしょ、餌をちょうだい」と要求するちはる。明日はちょっと出かけるので、買い物をしてこなければと。そしたらフミちゃん「調子が良かったらお寿司でも」との要求。しかし、そんなに運は転がってもいず。早めの帰宅。お昼を食べたら「ワッフルのお菓子が食べたいわ」とフミちゃん。そんなら、一緒に出掛けますかと。帰ってきたら、玄関に白菜がふたっつ置いてある。いったい誰がくれたんだろうか。どこかに書いておいてくれるとさらに嬉しいのに〜でも、ここに越してきて約10年。こんな親切にも会えるようになりました。「まったくわずかの時間に入れ違いでこんな事ってあるんだね〜」と。今日の一枚は今日も玄関前で「招き猫」が5匹でさかんにおいでおいでと手を振ってます。