一期一会

一期一会


 もう少しで、ハマイバを閉めようかって時に、今回初めてのお客さんがお泊りでご利用くださいました。昨夜は夕食後は花火大会をして、夏の夜の思い出を作っていました。今回が初めてで、この後は予定のない方々。またぜひ来てほしいと言う事で誠意を示す方もいるでしょう。でも、今回の場合、まさに一期一会。だからと言って、誠意を示さない方もいるだろうが、私にはそんなことは出来ない。たとえ一回だけのお客さんであっても、いい思い出を残してもらいたいし、いい出会いをしていたい。そしてさらに、今回のお客さんは常連さんの紹介だ、その常連さんの顔もある。粗相のない様に、粗相のない様にと。今回来たお客さんに「いいところを紹介してもらったわ〜」と言ってもらえることが常連さんもだが、私たちも一番願ってることだ。お客さんたちに、楽しい思い出を作ってもらったら、それが一番。ただ、だからと言って、お互い「ありがとう」が言えないような関係では、それも考え物。まぁ僕たちは出会いを楽しみにしてるが、「ありがとう」が言えない人との出会いは、ごめんだ。この民宿って商売はそう言うものなんでしょうね。そして、常連さんはと言うと、今朝は早起きして、バイクで釣りに出かけ、そして紹介した人たちが帰るころを見計らって、自分もハマイバに戻り。そのお客さんたちに「お土産のイワナ」をプレゼント。そして僕たちと見送った後は「今度は自分のお土産を釣ってきます」と言い残し、再度バイクにまたがった。ただ、今日は盆の入り。僕も河口湖の実家にお線香の一つも上げに行きたいので「今日はお昼のバスで帰るようにして」とお願い。そしたら、11時ちょっと過ぎに帰ってきて「お土産が出来ましたよ〜」とニコニコ。これが僕にとっても最高。お客さんの笑顔っていいですよね〜そして12時バスでお客さんを見送った後は、高速で河口湖を目指す。途中からあの台風を思い出すようなドシャ降り。この雨なら仕事好きなお兄ちゃんも畑には行けないだろうなと。「お義姉さん、いろいろしてくれなくっていいから、座って顔を見せて」と。最近会うたびに、義姉さんの背中が曲がっているので心配。「もういい加減にしたら〜」とお兄ちゃんに一言。そんな会話をしてハマイバを目指しました。今日の一枚は昨夜のお客さんたちとの一期一会の記念写真です。