主夫

施設で

 今日からいよいよフミちゃんが働き出した。介護の仕事は慣れてるとは言え、久しぶりでちゃんと出来てるのだろうか。そろそろ、「終わったよ〜」って電話がある頃だ。帰ってきて「大変だったからもう行くのは嫌だわ」などと言わなければいいのだが。そんなこんなで今日は僕が留守番。出かける前に「働きがしらがフミちゃんだから洗濯の仕方を教えて」と言ったが「何言ってんの〜、毎日じゃぁないし二人分の洗濯なんてどうって事ないから心配しないで」って出掛けて行った。フミちゃんが出かけたので、今日は厳しい寒波が来てると言うが、厚着をして作業すればと何枚も着て作業に取り掛かる。もちろん、何時もの様に薪作りだ。寒波が来てると言うが日向で作業すればすぐに汗が出てくる。次は年賀状の作成に。ところが同じ作業は長続きしない。もう12時過ぎたし、お昼でも食べて一休みするかと。午後からは、このハマイバでお客さんに読んでもらおうと、前の職場時代ためたマンガ本を中心に片づける事に。実はフミちゃんが働き始めた介護施設の人がハマイバを利用した時この漫画本に目を付けていたらしく、先日フミちゃんに「もし良かったら施設にそのマンガ本を頂けませんか」との申し入れがあったらしい。まぁ自分が青春時代から集めた本だし、このまま置いていくより、施設の方々に読んでもらう機会があった方がいいかと。ところが、大量の本で、ひもで結ぶのも暇がかかる。ハマちゃんは静かにしてるだろうか。だから時々ストーブのところに来て。すると「外に出たいよ〜」と。出して上げるとなかなか呼んでも中に入ろうとしない。そこで「だったら外にいなさい」と、また旅館の方に行き本の片付け作業を。それから30分もすると、今度は「中に入れてよ」とワンワンと玄関前に来て吠える。仕方がないな〜また中断だ。そんなこんなで作業がなかなかはかどらない。じゃぁ今日はこれくらいにしておくかと。そしてテレビを見てたら、チエンソーの修理屋さんがやって来た「今年も世話になりました、カレンダーをお持ちしました」と。まぁまぁ中に入ってお茶でもどうぞと。彼にはお世話になってるので「干し柿でも食べさせようかな」と一個。そこに今度は、部落のお姐さんが車で来て、手にはリポビタンが。そして、「大根を食べますか」と。まぁまぁいただいてばかりで恐縮です。しかも、フミちゃんとお茶でもと関上げてたようだが、仕事で留守って言えば「それじゃぁ今度」と。やっぱり僕には主夫は難しいかもね。今日の一枚は、その整理して介護施設に運ぼうと玄関まで持ち出した本です。でも、今日の一枚は一四日まで修理と言う事で明日まで載せる事が出来ないそうです。