職場の仲間との再会

雁ガ腹摺山から


 今日は、東京で元の職場の人たちと再会する。国鉄が分割民営化されたのが約20年前、この時、会社の方針に黙って従えない、国民の共有財産である国鉄を民営化しても国民のためにはならない、と反対した我々の組合を敵視し、法律違反までして攻撃をしてきた。その為には、組合を脱退しなければ採用されずJRには行けないと脅し、その後も試験を受験してもほとんど合格は無理との「常識」が支配した。差別をされながらも「おかしいものはおかしい」と、歯をくいしばって頑張った仲間が、この度定年を迎え退職する事になった。その送別会だ。出ないわけにはいかない。「よく、頑張りましたね。ご苦労さん」と言わずにはいられない。そんな心境だ。
 私自身は、国鉄、JRを通してこの四十年の間、そのほとんどを組合役員として頑張ってきたとの自負もある。そして、今は、この大月に越してきて、好きな仕事をして、大した収入もないが、節約を心がけながら悠々自適な生活を送っている。久々の仲間との再会は自分自身を振り返る上でも大切だと思っている。又、この機会をこのハマイバの宣伝でもするか。いいや、そんなつもりも無いのである。無理は禁物、来たくなったらくればいいし、来た時は本当に心が癒される、そんなハマイバでお迎えできればいいか。その時は又、闘いにあけくれた時代をお互い話し合いたい。
 今日の一枚は雁ガ腹摺山からのちょこっと見えた富士山です。