春が近づく

氷の芸術


 今日も、ハマイバは快晴だ。気温も室内で二度。最近の寒さから見れば今日は過ごしやすい気候だ。だが、朝晩の冷え込みは厳しく、岩魚池の氷は2センチの厚さに凍った。餌を上げるのも一苦労だ。まずは、ご〜ん、ご〜んって割って、それからその氷をすくい出さなければならない。これも、腰に負担がかかる。
 さて、先日この大月で「介護の仕事をしている」って人が尋ねてくれた。このハマイバで今一番の悩みの種は固定資産税が高すぎるってことだ。広い土地に、大きな建物。自分ひとりじゃとてもじゃないが手に負えない。そこで、現在使ってない建物を貸したいって事で何人かの人に声をかけていた。それを聞いて友人と尋ねてくれたのだ。その人は、この大月で障害者が働く場所がない、施設も無い。障害を持っている方はいるのだが音頭をとって働く場所を確保したいのだがなかなか大変でみんな手を出さないのだ。その人が言うには「東京で一人暮らしの老人はなかなか住みにくい」ってことらしい。でも私は自分の頭の上のハエを追うのが精一杯でそんな労力に余裕が無い。その人が言うには「鎌倉さんじゃない、専門の人を配置しての話だ」ってんで胸を撫で下ろした。当面、「検討、周りをあたってみる」って帰っていった。誰か、旅館経営をしてみたい、老人の世話をしながら田舎暮らしがしたい、って人はいないかなぁ。
 この施設を一人で運営するには限界もある、しかも現実と合ってない固定資産税が最大のネックだ。ただ、法人となれば話は別だから当面の打開策を模索しているってのが現状だ。
 今日の一枚は、旅館の北側の崖から滲みずが落ちてそれがこのところの寒さで凍ってつららが何本も出来て、氷の芸術が今見ごろです。