春の陽気に誘われて

ハマイバ旅館と池


 今日もハマイバは天気がいい。昨晩は冷え込みもちょとゆるみ岩魚池の表面が凍らなかった。今日は、天気のいい日曜日。近所のおばさんの家におじゃました。この大月の桑西ってところに越してきて一年。なかなかしゃべる相手もいない。私が口を気安くしゃべって貰えるのは、いずれも80歳を超えた女性三人だ。他の人は、私がよそ者ってことなのか他の人がいる時はしゃべるが、一対一ではめったに会話する事はない。
 今日おじゃましたところでは「息子家族がみんなでスキーにいって他には誰もいない」って事だった。行ったら「まあ上がれ、お茶でも飲んでけ、どうせ独り者家に帰ったって誰が待ってるわけじゃなし」って。今日は、又特別サービスがいい。お新香も2種類、「まんじゅう食わないか、さつまいもは」と。次から次へ。帰り際、ホタテがいっぱい入ったごはんと、大根のつけものをお土産にもらった。一人じゃ食べるものも一度もらうとなかなか食べきれない。でも今日は遠慮しつつ、もらって帰った。これも礼儀だなんて言いながらね。
 大月のこの山の中でのお年寄りの楽しみは、自分のうちで作った自慢の一品を出しては世間話に花を咲かせて時間を過ごすのが一番だそうだ。後数年経ったら自分もその一人になるのかな?でもどう言う訳か、ほとんどが女性で。男性はなかなか見る機会がない、どうしているんだろうねぇ〜。
 さて、今日の一枚だが、ハマイバ旅館の二階から岩魚池が太陽に照らされてその下で岩魚君たちが泳いでいるんだろう。って。写真です。