野いちごもぎ

野イチゴ


 今日もハマイバは梅雨空だ。朝から小雨が降ったり止んだり。午前中は買い物に大月の街に下った。帰って、食事を済ませると、もう、釣りがしたい病が再発。小雨が降る中を上流に車を走らせる。途中、2台の車が川のそばに止まっていた。おそらくは渓流釣りだろう。練馬ナンバーと八王子ナンバーだ。自分はそれより上流に上がって真木川に入る。これが又なかなか釣れない。丁寧に、丁寧に一つ一つのポイントを攻める。「この辺には魚はいないのか?」って思うくらいアタリがない、あっても針掛かりもしない小物ばかり。しかし、「絶対いるはず」って信念で竿を出す。そして、思わぬ大きい当たり、グーンと竿を持っていかれる。その時糸がプツン。もう二度とアタリはこない。そんなこんなで頑張って、成果は約3時間で岩魚を6匹ゲットした。川から上がって道路に出たら、道路わきの坂の上に野いちごのなってる場所がかたまってある。このイチゴは幼少時代山に行っては摘んで食べた経験が有り、「よし、帰ってお手伝いさんとそのお母さんにもイチゴをとってもらおう」「イチゴ狩りだ」帰って話をすると「行きたい、行きたい」って返事。魚の話もしないで、再度上流に車を走らせる。霧が深くさっきの場所の確定も難しい。だが、その場所を見つけ案内するが、「おっ、あるある」と喜ぶがさっきまでの雨で草の中を歩くとびしょびしょになる。しかも、80歳を越えるおばあさん。手を引っ張って坂の上に連れて行く、自分は釣りの長靴をはいて通り道を作って。「まさか、80歳を越えて野イチゴもぎが出来るとは・・」って感激していた。採ったらまずはザルに入れる前に口に入れてみる、「うっ、うまい」ほのかな甘みで次から次に。帰って、これからそのまま食べるか、それともジャムにするのか思案のしどころだ。
 今日の一枚は、その野イチゴです。