雲ひとつない晴天

晴天


 やっと、ようやくと言う晴天がやってきた。先日まではもう秋かなどとちょっとさみしくもあった。だが、今日は朝から照りつける太陽、行く夏を惜しむかのようにミーンミーンと蝉が、一生懸命ないていた。それりゃぁそうだ、まだ8月がいったばっかりである。蝉にしてみりゃぁせっかくこの世に生まれてきて短い一生を終えるのに、求愛する鳴き声も出せないんじゃぁ可哀想ってもんだ。残暑厳しいというのは今頃か?だが、ほほを過ぎ行く風はもう秋そのもの。日向で仕事をしてもあせもかかない。日陰に行けば半そででは寒く感ずる。
 さすがに今日は、旅館の窓を開けようが、洗濯物を干そうが雨の心配は全然感じない。そこで、今日はお昼過ぎに家を空けて、「よもぎ採り」に出掛けた。林道沿いに車を走らせると、ちょっと前に道路わきを散髪し、そこにもう新しい葉っぱが出ている。なにも、春の新芽だけが餅になる訳でもなく、この新芽でも結構おいしい「ヨモギ餅」が作れるとの事。何故か道路わきで太陽の光を浴びて裏側の白い部分を見せているのが「よもぎ」だ。あっちでも、こっちでもその新芽が採れる。約1時間、買い物袋に3ッつ。帰ってすぐに沸騰した湯で茹でる、そして、灰汁だし。これを、冷凍にして、お客さんに特別サービスで「ヨモギ餅」を、と思ってる。ただ、それがいつになるか分からない、多分お正月あたりにと思ってる。
 今日の一枚は、一点の曇りもない「晴天」気持ちがいい〜。