食材確保の一日

山椒摘み


 今日はのんびり朝寝坊をしようと思っていたら、携帯の呼び出し音。出ると前のここの持ち主だった人からだった。「鎌倉さん、さんしょを摘まして貰っていいかな〜ぁ」って内容だった。今年は山菜が例年に比べて一週間から10日早いのだ。「なかなか電話がないから今年はいらないのかと思ったよ〜、どうぞ、どうぞ、一緒に摘みましょう」って。ようやく起床だ。それでも旅館の窓明けはしとかなくちゃね。やがて、ご夫婦でのご来訪。さっそくみんなで山椒摘みだ。大きな枝を切ってはあまり動けない下のおばちゃんに渡して「これなら摘めるでしょ」って。4人でせっせと頑張った。10時半には「お茶しましょう」って、明日使うバーベキュー施設の使い心地も兼ねて、新緑を見ながらの「お茶会」となった。
 今日はこれに止まらない。飯も食わずに下の息子さんに案内されて「タラの芽」採りに出発だ。今日は休みという事もあって真木林道は車がいっぱい停まってる。もちろん川のそばは、魚釣り。だが山道の途中はほとんどが山菜取り。もちろん目当てはタラの芽だ。入りやすい場所はすでにほとんど採られている。山の中に入って背丈より大きい笹薮をかき分けて。素人の私じゃとてもとても。山仕事をしている下の息子兄弟は目がいいというか、場所を把握している感じだ。さっき帰って今度はこの山菜の保存方法に頭を痛める。明日やあさってのお客さんには今日採ったものをそのままお出しできる。が、それより後に予約していただいてる方々にも、この美味しい「春」を食してもらいたいのだ。
 次は、山椒の保存だ。このままだとすぐに駄目になってしまうらしい。さてさて。下のおばちゃんの知恵をかりながら・・。
 今日の一枚は、山椒摘みしてるワンショットです。