親友

濁った真木川


 今日も朝からハマイバは雨模様。こんな日はつりにはうってつけの一日だ。ところが、岩魚池への給水施設がトラブルを起こしたらしく、水が流れてこなくなった。そこで、急きょ釣る場所をハマイバのすぐそばって事になった。最高の条件だから日頃釣れない場所だって関係ないってタカをくくってつり始めた。ところが釣れるのは小さいヤマメ君だけ。しかも増水していて川を行ったりきたりが難しいのだ。おっかなびっくり慎重に慎重に。ガッカリしながらも給水施設に到着。見てみるとパイプに枯れ葉がいっぱい詰まっていた。冷たい水に思い切って手を入れて掃除だ。川の水も増水してるので流されそうになりながら・・。修理完了。後はパイプいっぱいに流れる事を祈りながら。釣りを続行。相変わらず小物ばかり。やがて竿をしならせる岩魚君が。「やった〜ぁ」気分を良くして気合を入れる。ところがバカ長の中でズボンに入れてる携帯がなっている。慌ててバカ長を降ろして出ると、河口湖の同級生だ。「久今どこにいる?」「今は川で釣りしてるよ」って。そしたら「今ハマイバに来てるんだけど・・」って。これまた慌てて帰り支度。なんで前もって連絡くれないんだろうね〜。
 まずはストーブに火を入れて、次はお茶。「ちょっと待っていて」って天ぷらうどんを急いで作り始める。今が旬の山菜を是非食べさせたかったから。河口湖の仲間だから珍しくもないが「天ぷらがとってもおいしいよ」とほめられた。「男一人でよくここまで出来るよ、感心するね」って。食事が終わった後は私に出来る最高のおもてなし。そう、岩魚釣りをさせることだ。雨が降っていたって全然問題なし、釣り人はかさをさして、私が餌を付けたり、釣れた魚を外すんですから。あまりにも大物過ぎて私がびっくりした。丸々太った30cmを越える「主」だ。もう一人もほぼ同型の岩魚を釣り上げた。この二人は、私がこのハマイバでやろうとする「夢」を理解し池をはじめ大型の土木工事をすべて引き受けてくれた仲間だ。サービスは当然だ。今日は雨降りだから私の顔を見に来てくれたのだ。有り難い仲間です。
 今日の一枚は、降り続いた雨によって笹にごりとなった真木川です。