解禁を待つ渓流

 今日もハマイバは晴天に恵まれた。先日学生諸君を引き連れて野外授業をした先生が今日ひょっこり現れた。「鍵は見つかりましたか〜」って聞くと「今日ももしかしたらあるんじゃぁないかって来て見ました」って事だった。「いっそのこと正直に話して誤るしかないでしょう」って。暖かい日差しの中で先生は目を細めて「仕方がないですね〜」って。
 さて、真木川の渓流からは緑が消えて、すっかり冬支度が完了している。カメラを持って真木川に向けたら太陽の日差しがまぶしかった。禁漁になってもうすぐ3ヶ月。来年3月1日の解禁が待ち遠しくて待ち遠しくて。先日富士吉田に行った際に釣具屋さんに寄って見た。今まで使っていた渓流用の長靴が何度も修理しながら使っていたがもうそろそろ新しいのに換えても充分使わせてもらったから元は取れたでしょう。今、60歳。これからそんなに何度も買い換える機会はないでしょうし、もしかしたらこの長靴が私の渓流つり最後の長靴になるかもしれません。渓流釣りは常に危険と隣り合わせ。しかも、川底がぬるぬるすべったり、石がグラッと動くことも。その土台となる靴に多少のお金をかけたってね。それでも、先日東京の釣具屋さんで見たら、全部1万円を超えていた。これでは私が買う対象外の金額だ。そんな時は「ガマンガマン」いつか自分の探してる靴があるだろうから・・。そして、この靴とばったり遭ったのだ。買うのを「即決」来年の渓流つりにはこの靴を履いて、いっぱい釣るぞ〜。今日も、川を覗けば20cmクラスの岩魚君がゆうゆうと泳いでいた。待ってろよ〜。
 今日の一枚は、そんな解禁をひそかに待ってる渓流です。