岩魚釣り

これから岩魚いただきます


 昨夜もお湿り程度の雨が降った。今日は何をしようかなどと話をしていたら「こんにちわ〜、岩魚釣りが出来ますか?」ってお客さんだった。「あの〜このハマイバでは岩魚釣りって言っても池ですよ」って念押しをした。それでもいいと言うので「それじゃぁどうぞ」ってご案内した。聞くと岩魚釣りはした事がないって事だったので、岩魚って魚がいかに貴重か、から説明をさせてもらった。綺麗で水温が低いところでなければ住めないって事と、とっても臆病で警戒心が強い魚だってことも。だから、騒いだり、驚かさない様に静かに釣って欲しいってお願いもした。そして、このハマイバの魚はとっても大きくなっている魚もいるが、掛かった時、竿のバネを使って、疲れさせて、そして釣り上げて欲しい。と。だって、あまり強く持ち上げる様な人には釣り逃す様に細い糸を使ってるのでと注意もした。そして、いよいよ岩魚釣りに挑戦だ。最初は女の子から。餌を投げ入れたら思いっきり引っ張る。結構大物だ。しかもスレだ。口に掛かった時の数倍は引っ張る力が大きい。それでも事前の注意をちゃんと聞いていたので、上げる事が出来た。出来れば口で餌を食べたとき掛かって欲しかったんだろうが、その分岩魚の引きを存分に味わうことができただろう。そして次の女の子もスレだ。何てことだろう。こんな事は珍しい事だ。三人目の女の子は「今度はちゃんと口に掛かっているみたい〜」とか言いながら引き上げた。男性陣はなんと餌もつけずにそのまま投入。みごと針だけで釣り上げた。きっと餌の匂いがしていたのだろう。5人が代わる代わるに釣り上げた。次は魚をさばく。まずはシメ方から。そしてはらわたを綺麗に取り出した。初めてにしては本当に上手だ。その魚をさっそく私が焼く。もちろん焼き代はもらうが。今日の一枚はストーブの前で焼いた岩魚を食べる前の記念写真です。聞くと今日は雁が腹摺り山に登る予定で来たがゲートが閉まってるから戻ってきたとの事。そうなんです、今年も4月29日ならなければゲートは開けないようです。私はもっと早く開けてほしいんですが。後は山梨県に要望を寄せる事が大事かな。