定例通院日

九輪草


 今日は一か月に一度の定例の通院日だ。このところ、まったくと言っていいほど糖尿病を意識しない生活をしてきた。今日はそのツケがまわって、先生にえらく脅かされた。「これだけ、薬を飲んでもこんな風に改善されないどころか悪化の一途では、さらに薬を多くしなければなりませんね、これで改善されなければもう注射器の生活になるしかありませんね」と。更に「糖尿病が改善されず、ほかの臓器にも悪影響が出始めていますね」と。胸に手を当てれば思い当たる事ばかり。だって薬は気が付いた時しか飲まなかったのだ。その事実を先生には言えずただただ下をうつむいてる時間を過ごした。「この調子なら目が不都合を起こしますね」と。そしたら大好きな釣りもできなくなってしまう。これは一大事だ。大好きな釣りに没頭したいが為の、ハマイバ経営だ。それなのにそのことも出来なくなったら何のために生きているのかわからなくなる。「良し、今日から気持ちを新たに頑張るしかないか」病院の帰り、「なんだか喉が渇いたな〜」と自動販売機のそばに立つ。「いや、待てよ、ここを頑張らずにどうするのだ」と再度車に乗って家を目指した。今日は先日タバコを買いに行ったおばさんの庭に綺麗に咲いていた花があったので「この花は何と言う花ですか?」って聞いたら「それは杯草って言いますよ、良かったら持っていきますか?」って優しい言葉。「それじゃぁお言葉に甘えていただきます」と。持ち帰ったらフミちゃんが大喜び。そんな事があったので、今日は家に咲く花をプレゼントしてあげよう」と病院に向かいながらお届けした。おばさんは大感激「お茶でも飲んでいきなさいよ〜」って。そして、これから病院に行くんで〜って言ったら「今度仲間を連れてハマイバに行くからね〜」って。こんなつながりも嬉しいもんです。今日の一枚はおばさんに分けて上げた「九輪草」です。まだハマイバでは咲いていますよ〜。