穏やかな秋晴れ

秋空と煙突と紅葉


 今日は予定通りの「朝寝坊」。昨日までの忙しさと、雨が降る寒い数日間。今朝は本当にのんびりした朝を迎えた。このところ調子が悪かった体も心なしか平常に戻った感じ。外を見ると、冬眠を控えた虫たちが、一斉に今年の冬を過ごす場所を探して空中を舞っている。そして、白い壁のこのハマイバの旅館を目指して舞ってくる。どんな隙間だって入り込む。「サッシだからいいだろう」とんでもない。そのサッシが曲者で、下のレールの部分はしっかり隙間が空いている。しかも、上部も隙間が。だから、雨の次の日のこの時期はこの虫たちの襲来に備えなければならない。それでも、必ず入るところを見つけては入って来るのでいたちごっこだ。でも一匹捕れば、この世の中から一匹は減るので根気よく除去作業をしなければならない。フミちゃんは「こんなに虫が多くちゃぁ、お客さんには見せられないよ〜」と嘆く。まぁこれが山の中の生活だ。この自然豊かなハマイバにあえてくるお客さんだ。自然を楽しむ気持ちで虫を見てほしい。お昼前。いつもの様にいつものお姐さんがハマイバを訪れた。「ようこそ〜」「まぁお茶でも一杯」今朝は朝寝坊をしたので、朝食もまだ。薬を飲みたいが空腹には薬が飲めない。そこで、草もちをふたっつ放り込む。外は青空で気持ちがいいのでハマちゃんと朝の会話。見上げた空は真っ青。「今日の一枚はこれにしようかな」って写真に撮りました。煙突からは白い煙が青空に。そのバックには紅葉が少しづつ広がりを見せ、色づき始めている。山の上は紅葉が今真っ盛りなのかもしれない。