いどこ寝

ちはる


 今朝は6時に目が覚めた。これはきっと神様が釣りに行けって言ってるんだと。さっそく支度をして起き上がる。それにしても今朝の冷え込みは半端じゃぁない。外を見たら釣り人らしき車が一台。看板(通行止め)を見て、ハマイバの庭でUターン。自分は車に乗って上を目指す。道路は昨夜の冷え込みと、土曜日の雪でバリバリ、ザクザク。そして、昨日溶けたところはツルツル。慎重に車を走らせる。やがてテニスコートに到着。それにしても寒さは尋常じゃぁない。そして支度をしようと。ところが釣り用のジャンパーがない。結局、これも神様が今日は釣はやめなさいって言っているんだと。こんな風に何か忘れるようなときは、ろくなことが起きない。だから、今日は止めた止めたと。なにもこんなに寒い日に、我慢大会じゃぁあるまいし。ね。家に帰ってストーブをがんがん燃やし、ハマちゃんとひと時を過ごす。そして、まだ夢の中であろうフミちゃんとちはるをそのままに自分も一眠り。9時ちょっと前に起きてきたフミちゃんに起こされる。「お茶でも飲みましょう」って。だが、睡魔の中にいる私はストーブ横の電気カーペットの所に横になる。横になった僕を見てすぐさまちはるが寄ってくる。そしたらフミちゃんが毛布を持ってきて掛けてくれ、自分はミシンで縫い物を。ハマちゃんはストーブ横で横になっている。ものの数分もしないうちに別の世界に。10時になるころ「もう起きて、飯にしましょう」って。作ってもらったご飯を食べて、またまた横になる。次に起きたのは午後の2時過ぎ。なんでこんなに眠たいんだろう。そう言えば解禁前から雪と戦い、体は相当疲れていたと思う。「あまり眠ると夜寝れなくなるよ」って忠告も聞こえない。寝たいとき眠る、起きていたけりゃ起きている。自由気まま。これが最高の生活なんじゃぁないだろうか。今日こそは釣はお休みだ。そのうち寒さも緩み、暖かくなったらまた釣りに行けばいい。魚は待っていてくれるよ。今日の一枚は大きくなったちはるです。