山菜採り

山菜採り


 今日も穏やかに晴れ上がったハマイバ。10時に起きたら、もう、フミちゃんはどこに行ったのやら。きっと、外の草取りでもしているのだろうと、ちはるを抱いて、外を散歩。そしたら、旅館の玄関が開いている。行って見ると一人で旅館の窓を開け、掃除しているではないか。フミちゃんとの約束で、ちはるは旅館に入れないって事だったが、言わば、緊急事態。ちはるを降ろし、自分も掃除機掛け。二人で作業すればあっという間だ。その後は「それじゃぁコーヒーでも飲みましょう」って事になり、入れようと思ったらすでに作ってあった。
「だって〜もうすぐ起きて来るだろうと作って待っていたのに起きてこないんだもの〜」だって。そう言えば今朝の僕の起床は10時。コーヒー飲んで、パンを一つ。それが朝食だ。それにしても、今日は気持ちがいい。「それじゃぁ、今日はこの後軽トラで、ハマちゃんとちはるも一緒に山に行くか」って。さっそく、ジュースを持って、そして、高枝切りばさみを持って。今年初めて大峠を目指すのに、山菜も採ってこなければね〜。今の時期がちょうどいいかも。と。お目当てのタラの芽は誰かに採られたあとみたい。でも、横を見たら「オオバラ」の芽がちょうど採りごろになっていた。オオバラも、タラの芽同様トゲだらけの木だ。しかも、道路からが切り立った崖の上。左手を負傷している関係から、あまり無理は出来ない。それでも、その崖をよじ登る。この大月の人たちは、タラの芽は採るが、このオオバラの芽は採らないみたい。お蔭で、これでお客さんに賞味させることができる。ハマちゃんは荷台から降りれば、すぐに山に入る。だって、ここは色々な獣の匂いがする様で。それでも、常にハマちゃんからは目を離さない様に。
 今日の一枚は、その採ってきた「オオバラ」の芽です。少し苦味はあるが、なかなかの山菜ですよ。