降り続く雨

雨のハマイバ


 何てことだろうか、毎日雨が降っている。梅雨の時期には雨が降らず、農家の皆さんを苦しめた、空梅雨。伊豆大島の人にとってもそうだ、土石流で苦しめられ、多くの犠牲を出し、そしてまだ行方が分かっていない人も多い。なのに、これでもかこれでもかと大雨が降り続く。東日本の大地震津波も記憶に新しい。その時も、次から次に試練を与える。神も仏もないのかと。私はもう一つ気がかりな事が。それは、先日の台風で倒された稲。前回よりもっと大きく、しかも、同じコースを通るって予想だ。先日手伝いに行って、倒れた稲を起こしたのに。しかも、その台風から晴れの日がない。だから、脱穀をしようにもできない。もう一度同じような台風が来たらと思うと、気持ちが暗くなる。お兄ちゃんは倒れないようにしっかり固定してあるが、強風はそんなものをもろともしない。パイプは曲げるし、ロープなんか切ってしまう。今はただ、コースを外れて、被害が及ばないで欲しいと願う事しかできない。まったく、欲しい雨は降らず、欲しくない時に連日雨を降らせる。なんと言う事だろうか。でも、嘆いてばかりではいけない。倒されたらもう一度立てればいい事。伊豆大島の様に命まで取られてしまっては、それも出来ない。命ある限り何度でも、頑張るしかないのである。こんな雨模様に今朝は早く起きる事もないと、朝寝坊。薪も昨日補充してあるので、安心。そんなところにいつものお姐さんがやって来た。旦那さんが1m位の所から飛び降りたら、かかとの骨が砕けて、先日手術をしたらしい。しかも、その数日前には、これまた指の腱を切って手術したばかり。まさに、泣きっ面にハチ状態だ。まぁ奥さんが嘆くこと嘆くこと。まぁ命まで取られる事がなかっただけに良かったじゃぁないですかって励ましたが、励ましになっているのかどうか。今日の1枚は雨の降るハマイバです。