覚悟も決めたが・・

紅葉とハマイバ


 今日もハマイバは晴天となった。そんな天気に、外に出て、「今日は薪づくりだ」と。一緒に猫のちはるも外に出し、作業を開始しようかと。ちはるはそばの一輪草畑にいるし、安心だと。そして、切り出す木材を小屋から外に出していたら、真木の町のお姐さんが車でやって来た。オッとその前にちはるを家に入れようかと探す。しかし、いくら呼んでもそのちはるは姿を見せない。そうは言っても、お客さんをいつまでも待たせる訳にもいかず。「どうぞどうぞ」と家にご案内。「今日はコーヒーをいただきたいわ」と。そして、そのコーヒーを入れながらも、ちはるが心配。またまた、外に出て探してみるが、また空振り。「そのうち出て来るでしょう」と気休めをフミちゃんが。そして、お客さんと対応。そのお客さんが帰った後、いよいよ、薪づくりに本腰を。その間もちはるは姿を見せない。だんだん心配が大きくなっていく。旅館の屋上にも何度も登り、上から捜索したり、とにかく、くまなく探した。やがて、あまりにも真剣に探してる声を聞いて、下のおばちゃんも出てきた。「さっき、鷹が上をまっていたよ」と。これだけ探してもいないのなら、きっとタカに連れて行かれたのではないかと。今まで、苦労ばかりさせられていたちはるだが、それだけに居なくなったら、なんだか心にポッカリと穴が開いたみたい。この間の苦労を一つ一つ思い出しながら。「これだけ探しても出てこないんだから、諦めよう」とフミちゃん。明日はお客さんが来るので、買い物も済ませておきたいし。バイクに乗っても、思う事はちはるの事ばかり。そして、店で買い物をしていたら、フミちゃんから電話。「ちはるが出てきたよ〜」って。もう飛び上がらんばかりに、心はウキウキに。タカにつかまれても抵抗して、逃げて来たのではないかとか。こうなれば、一刻も早くちはるの顔が見たくって、家に向かいスピードを上げる。よかった〜今日の一枚は猫の捜索に山にも行き、そこから見た紅葉とハマイバが綺麗だったので一枚撮ったものです。