夕食コースで

柿もぎ


 今日のお客さんは、ほぼ毎月来てくださっている、部落のおばさん達で、「今年は今回が最後になると思うので、少し豪華にやりたいわ」って、いつもの日帰りコースではなく、「夕食コース」でと。日頃は、常連さん達だからついつい、サービスが過剰になって、最近では「それが当たり前」って感じになってしまっていた。そして、今日は夕食コースだが「大した変りはないわ」って事にならなければいいのだが・・・。そんなこんなで、今日もまたついついサービス過剰に。これってどこかで、元に戻さなければ自分の首を絞める事になるのでは。まぁ、それでもちゃんとそこは商売だからね。さて、そのお昼を出し切れば、もう自由時間。「あとはのんびりしようね」と。ところが、おばさんが「鎌倉さんも少しは仲間になってよ〜」ってお誘い。「それじゃぁ少しお付き合いしてくるか」と。その間フミちゃんは「私は洗い物しておくから、久ちゃんは付き合ってきていいよ」ってさ。カラオケも久し振り。なんだか、緊張しちゃって。本来は今日は7人の申し込みであったが、一人は銀行の旅行で東京に行ったってさ。「まぁお金も出してくれ、お食事もって事ならそれもいいかもね」って言ったら「いやいや、7千円は自腹だってさ」と言う事はすでに見たことがあるところなら、このハマイバの方が安かったね。しかも自分のペースで好き勝手だもんね。そしたら、今日のお客さんは「夕方5時バスでもいいかな〜」って。もちろん、常連さんだし、他にお客さんもいないし、「どうぞゆっくりして行って下さいね」と。そして、フミちゃんと、ストーブの前で暖まりながらテレビを見ていたら電話が鳴った。出ると下のおばちゃんからだ。「鎌倉さん、今日は息子たちが暇だし、鎌倉さんが手が痛いって事なら柿をもいであげるってさ」って。有難い事です。その柿も下のおばちゃん家のものだし。有り難うございます〜。今日の一枚は、その柿もぎの光景です。