解禁を待ちわびる

お手伝い


 昨夜お泊りになったお客さんは、常連さんはもちろんの事、昨年九月の禁漁になる前にハマイバに泊まって、最後の釣りを楽しんだ。そして、もうすぐ解禁となる昨日、その釣り道具の点検に来たのだ。もちろんもう一つの目的は、僕に頼まれていたカメラのレンズを買って持ってくる事だった。今日は日帰りのお客さんもいるし、旅館の方でゆっくりって訳にもいかず、昨夜はストーブのある部屋の方で寝る事に。そしてお客さんたちは9時バスで来るので、そのお客さんが来てお部屋に通した後に、朝食としましょうと。今日のお客さんはもちろんこっちも常連さんで、毎月一度は欠かさないお客さん達だ。いつもの様に9時バスで到着したら、それぞれが二千円を財布から出して、「それじゃぁ今日も一日楽しませてください」と。そして口々に「ここが一番。楽しいな〜」って言いながらお部屋の方に。天ぷらそばと岩魚の塩焼きが基本だが、毎月来てくれるし、いつも同じでは飽きも来る。そこでこのお客さんたちはご飯が中心となるが、今日は基本に戻ってと。と言うのは、今年初めてふきのとうの天ぷらを食べさせたいし、「今年も初物が食べれたね」と春が近づいてるのを一緒に喜び合いたくて。そして、昼にその食事を持って行ったら、歓声が上がった。こんな食事で喜んでもらって、また一年元気でハマイバに来ようねと。あ〜ぁありがたやありがたや。そして、さっき電話があって「今日は日も伸びたし5時バスでいいでしょうか」と。もちろん今日は今夜お泊りになるお客さんもいないし「ゆっくりして行って下さいな」と。一方昨夜お泊りいただいたお客さんには、朝食後、僕が「何かする事ありますか?無かったら、お手伝いをお願いしたいのですが」と。そして先日バーベキュー施設を壊した時に出た角材には釘やらネジくぎがいっぱい刺さってるので、これを綺麗に抜いてくれないかと。そしたら、午前中のうちにその作業を終えて、見たら、立派な角材の材料になっていました。これなら材料を買ってこなくっても、次の作業が出来るので、大助かり。ゆっくりして釣り支度でもと思って来たのに、ご苦労様な事です。そして帰り際「今年の解禁は前日泊まりの仕事が入って、解禁の昼にしか来れません、そしてその日は泊って、次の日には頑張ろう」かなと。解禁の日のご予約をいただきました。解禁日お待ちしてますよ〜今日の一枚は、そのお客さんが釘を抜いてくれた角材と、その後庭を掃除してくれた光景です。