本格的な雨が・・

スカシユリ


 今年の梅雨は、曇天ながら雨が少なく、降ったとしても通り雨かシトシト雨。川が洗い流されるような雨は一度も見ない。先日はこのまま梅雨明けかなどとも思ったがどうしてどうして粘っている。そして昨夜は一度寝付いた夜中に、屋根を強くたたく雨の音に目が覚めた。久しぶりで水も、濁るかなとも。でもお客さんのお風呂の水はすでに綺麗なうちに入れておいたから大丈夫かと。そんなことを考えてるうちに、今度は雨の音があまりにも強くなって、犬のハマちゃんが啼き出した。起きて外に出してやったら、外を見て「なんだ〜雨か〜」とすぐにUターン。「もう静かに寝なさい」と再度床に就く。昨夜は涼しいを通り越して寒いって感じ。お布団と毛布を体に巻いて朝までぐっすり。「今日はお客さんだし、お風呂も沸かしておかなければ」と、そのまま起きることに。昨夜の本格的な強い雨は一瞬だったようで、川に濁りはない。それでも雨がやむことはなく、一日中しとしとと降り続いた。やっぱ今は「梅雨」だもんね〜さて、何時もの様に9時バスで来たおばさんたちはストーブのところで一休みし、「お金を払わなければ部屋に行けないわ〜」と。一人のおばさんが、カボチャを持参し「これ私が作ったかぼちゃだけど、良かったら煮てくれないかな〜」と。あら立派なカボチャじゃんと。でも今年はこのハマイバよりはるか下の部落でも、イノシシやシカに農作物を食べられて「もう、作るのが嫌になったわ〜」と嘆くおばさんも。そうだよね〜お金をかけて、肥しをやって、そろそろ収穫かって時に全部食べられたら、がっかりだよね〜さてそんなおばさんのご注文を聞いたフミちゃんは「いいじゃん、毎月来てくれる人たちだし、私が煮るから久ちゃんは嫌な顔はしないで」と釘を刺された。でもそんな顔はしてませんよ〜そして出来上がったら、僕に持って行ってきてと。やがて今度はそのかぼちゃを持ってきたおばさんが、煮たカボチャを持ってきて「私たちは少しでいいんです、このハマイバで食べて〜」と。そういう気持ちだったんですね〜今日はお客さんもいないし、ゆっくりしていってくださいね〜今日の一枚は、これは先日のと違う「スカシユリ」です。