これぞ秋の空

これぞ秋の空


 それにしても、この青空はなかなか見れなかった。今朝一度目覚めたら、まだ7時過ぎだった。そして再度、眠りについて、時計を見たら、やっぱり7時過ぎ。よく見たら、秒針が動かなかった。きっと昨夜の7時に時計は止まっていたんだろう。起きたらもう太陽がまぶしかった。寒くもなく、暑くもなく、半そででも丁度の気温。外に出たら、太陽がやさしく体を温めてくれた。そして、空は雲一つない秋晴れ。そこで両手を広げて、思いっきり深呼吸した。体も痛いところはなく、健康そのもので、吸う空気のうまい事と言ったら、幸せさえ感ずる。フミちゃんは一足早くに起きて、ストーブで豆を煮ていたらしい。「ちょうど豆が煮えたから食べてみて〜」と。しかも二種類の煮豆。それぞれ美味しく煮えていて。「上手に出来たじゃぁん」って言ったら、もうニコニコのフミちゃん。「昨日豆をもらったから、さっそく煮て、うまくいったから、今日は豆をもらった人に煮豆を上げるんだ〜」と。それじゃぁ今日は朝食を食べたら、さっそく時計の電池を入れに行ってくるねって言ったら「それじゃぁ私のも一緒に直してきて」と。二つの時計をポケットに入れていざ。大月の街に行ったら、交差点で警官が自動車を誘導してたっけ。「今日は何があるんだろうか」と。そして遠回りして時計屋さんのところに行ったら、今日は大月市の「軽トラ市」の日だった。そして時計を直してもらってる間に、一回りした。この「軽トラ市」も盛大に行われていてびっくりした。この大月に越してきて、もうすぐ10年になるが、軽トラ市って、軽トラを売ってるのかなぐらいにしか思っていなかったら、軽トラの荷台に品物を載せて、色々なものを売っていたんだ〜家にすぐに帰っても部落のお姐さん方が来ているので帰りにくい。そこでしばし、遊んでから帰ろうかと。そしてそろそろ帰ったころだろうと、家を目指した。「ちょうど今帰ったとこだわ」とフミちゃん。晴天の一日になった今日、こんな事して時間をつぶしていいんだろうか。まぁこんな日もなくちゃね。今日の一枚はその朝方の晴天です。これぞ秋の空ってね。