とんだ雪害

枯れ木の撤去作業


 今朝は久しぶりに雪が降っていない朝を迎えた。明日はたくさんのお客さんを受け入れる予定のため、メニューは何にしようか、そして今日買っておくものは何かないかなどなど。そして、明日のお客さんは「囲炉裏」を使いたいってご要望もあるし、さてさてどのような配置にして、部屋を温めるか。などなど考えればきりがない。まぁでたとこ勝負か。何とかなるでしょう。そんな事を考えながら朝のひと時を過ごしていたら、下に息子さんが、今日は積雪のため作業が無いらしく、朝からハマちゃんと遊んでくれていて、そして玄関に来て「鎌倉さん、旅館の北側の崖の上の太い木が枯れて倒れ掛かっていますよ」と。それは大変な事だ、クレーン車を呼んでする作業だが、大変なお金もかかるし、今日すぐって訳にもいかない。そうこうしてる間に、旅館に向かって倒れ掛かってるので、もし倒れたら一大事どころではなくなる。そこで下の息子さん兄弟に頼むことに。しかも山で使ってる道具も貸してもらって、いまからすぐに作業をしましょうと。有難いお言葉。その崖の斜面には金属のネットが張ってあるため、そうでなくても滑る。滑ったら、一巻の終わりだ。だから、作業をするには命綱絶対必要。そこで素人の僕は木を切る事はプロに任せて、命綱を張って安全第一に。そして最初は、ワイヤーを架けてワイヤーを少しづつ引っ張る。そしたら計算通り建物に被害はなく、倒す事が出来た。そして頭の方は少しづつ切って落とす。ところが根元の方は太くて重たい。しかも根っこがめくれ始めてるので、切るだけでは、後でまた落下する危険が。そこで、根っこごと引き抜こうと。足場は非常に悪く、作業は難航。中々抜けないし、もし、突然抜けたら人間も落下してしまうし。とにかく少しづつ、少しづつ。根っこをチエンソーできるのだが、根っこには石も抱いている。う〜ん。そんな悪戦苦闘の作業光景が今日の一枚です。僕も高いところに登って、安全を守っていました。そんな一枚です。さて、一時過ぎにようやく落とす作業を終えて「一休みしようよ〜」とフミちゃんの声。手伝ってもらった方におそばを御礼に。そしてそのお手伝いさんが帰った後、自分はその片付け作業を。しかも、薪も作らなくてはならず、大忙し。結局5時過ぎに作業を終える事が出来「これでしばらくはいいか」と。それにしても高いところの作業は足がすくむし、生の木は本当に重い。今日は腰に来ました。明日は大丈夫だろうか。まったくとんだ雪害でした。