やった〜

やった〜


 今日は常連さんの日帰りコース。今朝も早くから釣りに行っているだろうなどと話をしていたら、そのお客さんの車が7時ころ上に登って行った。そして10時。そろそろ来るころかな〜と思っていたら、来ました来ました、ニコニコしながら。遅く行ったので、きっと釣るのは難しかったかな〜と予想してたら、何と奥さんがビクを持って流しの方に。行って見るとなんと立派なヤマメを釣って来た。たった一匹とは言え、あの時間からよくぞと。聞けば旦那さんは、昨夜遅くまで仕事で、クタクタだったそうで、奥さんが釣りをしてる時間自分は寝ていたと言う。「今日の一枚はこれだね〜」と奥さんは「この大物、前回も狙っていたけど釣れなかったので、ついにやりましたよ〜」と。そして話は五月の連休中にハマイバのお客さんでもあったNさんが不運にも釣りに行って亡くなってしまった事件の詳細を話してくれた。まさに運がなかったとしか言えませんよね。魔がさしたとしか。そして、二人はお風呂に入って、食事をとって。旦那さんは疲れているので、とにかく休養。奥さんは、フミちゃんに編み物を教えるんだとかで、食事が終わってすぐに、教えに来た。これじゃぁ日帰りでお金を頂くのも気が引ける。更に、夕まづめの釣りをするかと思いきや「今日はもういいか」と。それではなお気が引ける。そこで、3時になったころ、お部屋に行ったら、旦那さんは「もう時間だから」と起きていた。そこで、「奥さんがまだ、フミちゃんに編み物を教えてるから、その間僕と一緒に釣りに行きましょう」とお誘いしたら「いいんですか〜それじゃぁ〜」と、さっそく釣りに行くことに。場所はハマイバのすぐ下。奥さんから電話があればすぐに、出られる場所。旦那さんは、最近は流し方、ポイントの狙い場所も完ぺきに近くなって「なんで釣れないんだろう」と不思議に思っていた。そして徐々にハマイバ近くまで来た時だ。「釣れましたよ〜これは嬉しい」と。これで気をよくして、さらに上を目指す。もうこの場所で終わりだなと。そんな時、合わせる仕草が。釣れたかな?と思ったら、竿がぐんぐんしなって、なかなか思うように近づけられない。そしてようやく岸に上げたら「やった〜最高ですよ〜、これで、今日の一枚は僕の釣ったこの岩魚にしてもらおう」と旦那さん。「今日はこれで満足しました、もう上がってもいいです」と。ハマイバに戻ったら、なんともう少しで尺って大物だった。まさに{やった〜」の瞬間でした。その一枚が今日の一枚です。