静かな土曜日

タラの芽移植


 今日は解禁から四回目の土曜日だ。そして先日は雪が降って水量も増えた。だとしたら、釣り人がいっぱいいたとしても不思議ではない。ところがだ、あまりにも釣れない精で、釣り人が呆れて、もう来なくなったのだ。僕にもし、「釣りに行ったら釣れますか?」って質問が有ったら、迷わず、「今は期待できません、もう少し暖かくなってからの方が」と、今の時期はお勧めできません。先日も下の息子さんが釣りに行って、このハマイバの下で数引き上げてきたようですが、その気になって、ここから上に行っても、そして、前回釣れた場所に行っても、「もう全く釣れません、今年は異常だね」と。まぁ私も今年から、この桂川漁協に入会しましたが、この状況は釣り人から聞かれても、答えようがありません。一体どう考えてるんだか。さてそんな土曜日、フミちゃんは例によって、朝仕事に出かけた。それを見送って、さぁ今日は何をしようかなと。そしたら、ハマちゃんとちはるとを遊んでくれに来た下のお兄ちゃんが「あの屋根の上にタラの芽がありますね」と。ここを見学に来た人に「屋根の上にタラの芽が」なんて言われたらいやだから、今日はそのタラの芽を根こそぎ抜いて畑に移植しようかなと。このハマイバに来て11年。この間あの屋根の上にあるタラの芽はなかなか採ろうって気が起きなかったが、この際なので屋根を掃除する傍ら、そのタラの芽を抜いたらどうかと。そしたら、大地の上に根が生えてるわけでなく、屋根の素材の上に、長年積もった土に種が飛んで来て成長したようだ。だから、僕が梯子をかけて、横に引っ張れば、つかまるものが無いので、周りの根っこもまとめて僕の手元に。そのタラの芽の根っこも一切痛めずに、採取で来た。そしてそのタラの芽を栄養がある畑に植えた。きっとこれからは成長が早いだろう。そんな移植したタラの芽が今日の一枚です。そうそう、一本だけかと思ったら、8本ありましたよ〜もう少し成長したら、このタラの芽を天ぷらにして食べたら美味しいだろうね〜