レクレーション

ワラビ採り


 今日は日曜日で、前からフミちゃんに「日曜は富士山に行きたいね」との希望があった。僕としてはもちろん大賛成。フミちゃんが喜ぶことをしてあげたいんだから。だが、昨日までの梅雨の時期のシトシトジトジトでは草原を歩くのはしんどいだろうなと。ところが今日は運がよく、「梅雨の晴れ間」と言う。確かに、朝はハマイバは降っていないが、いつ降り出してもおかしくない梅雨空だ。そこで、「でもカッパを持っていけばいいか」と。朝食を食べ、ゆっくりと出発だ。そして富士山に到着したのが10時。もうワラビ採りの季節ではないのか、車も少ない。そして何時もの場所に。もちろん車はいないし。ところがよく見たらワラビが折ってある場所から水が滴っていた。しかも太いワラビが。って事はすでに早朝に来てワラビを採って帰った後か。ところが、その折ってあるすぐ横に、まぁ大きくて太い、立派なワラビが。草が伸び、ワラビを隠してくれているのだ。肩から下げたバックにワラビがどんどん。ハマちゃんはご主人様と別れてはと草むらを一生懸命搔き分け離れないようについてくる。僕は草むらをじっと見つめて。心配した空は、雲が無くなり、強い日差しが。朝露があるので、カッパの下だけはいたが、蒸れて暑くてたまったもんじゃない。だが脱げばビショビショ。ここは我慢か、それとも採るのを諦めるかだ。そこで僕はハマちゃんと引き上げる事に。その旨をフミちゃんに話をしたら「いいよ分かった、私もすぐに行くから」と。草をかき分け車に戻って一休み。そしてフミちゃんを待ってるが、そのフミちゃんはどんどん離れて上に行ってしまった。でも、今日ぐらいは好きなだけワラビ採りを楽しませて上げるかと。だって急ぐ旅じゃぁないし、お金がかかるわけではないし。どうぞ、どうぞ好きなだけ採ってと。そしてしばらく静観。そしたら、バックいっぱいになったワラビを重そうに、下って来たっけ。それでも帰り道足元から目を離さない。そんなワラビ採りの光景が今日の一枚です。行く前は「そんなに今日は頑張らないから」と言っていたのにね〜その帰り道、釣具屋さんに寄って、餌を買うかどうか。そしたら、フミちゃんが「鉄砲撃ちが球が無いのと一緒、やっぱり釣りするなら餌は必要でしょう」だって。少し遠回りになるが、やっぱり買って帰るか。そして家に帰って、ワラビの選定作業。「今日は楽しかったね〜」とフミちゃん。