花冷え

 今日は土曜日だというのに、釣り人と思われる車はほとんど登って行かなかった。昨日は女の子に釣りを教えてたのか、このハマイバ周辺を頑張っていた様だが、今のこの状況ではいい思いはさせられなかった様だ。正直この時期の釣りでの釣果は相当厳しいと思われる。それもそのはず、桜がやっと一輪二輪咲いたと思ったらこの冷え込みだ。朝だってフミちゃんを見送った後もしばらく動こうって気も起きない。先日までのあの暖かさからは考えられない寒さだ。三寒四温とは言うがまだその時期になっていないのか。早く本格的な春が来ないかな~と空を見上げたが、どんよりと曇って、完全防備で外に出なければ、風邪をひくのではないかと。 それでも、10時ころには少しは動かねばと立ち上がる。だが、猫のちはるが先日からのサカリで、夜は耳元で啼く。少し早く起きたらもう外に連れて行けとニャンゴニャンゴ。じゃぁ取り敢えずはちはるが納得するように外で遊ばせるか。平常だと少し目を放しても、「ちはる~」って呼べばすぐに飛んでくるが、こんな時は他の事に夢中でご主人様の怖さも忘れて出てこなくなるので、目が離せない。そこで長い紐を引きずる様にしてその紐が見えてればいいかと。やがてハマちゃんが空を見上げて狂ったようにワンワンと。そうなんです、猫なんか一掴みの鷲の様な大きな鳥が空の上で回って獲物を探してる。「そうかそうか追い払ってくれたんだ~」とハマちゃんの頭をなでてやる。そこで、その猫の動きに目をやりながら、崖に張り出した藪になってる木や草を掃除するかと長いハシゴをかけて。そんな作業が終わった後は先日の続きの草取りだ。ここで一休み。さっき刈り取った木々や草などを軽トラに載せて運ぶには、ハマちゃんがいたのでは荷台が使えないので猫と犬は家の中で留守番。「待っててね~」と作業を始めたのだが、しばらくしたら、もう、犬のハマちゃんが車のところにやって来た。って事はドアを開けたのだからきっとちはるも出たのではと。そしたらそのちはるも一緒に車のところに来ていました。参った参った。今日の一枚はそのハマちゃんに「セーターが小さくなったのでハマちゃんに着せてあげるわ」とフミちゃん。そのセーターを着たハマちゃんです。

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