さてどうでしょう

 今日は木曜日。フミちゃんは午後の仕事だ。だが、先日このハマイバを見学に来た不動産屋さんから電話で、「今日欲しいって人が見に行きたいって言うものですから」と。その人たちが来る時間は午後からってことなので、一人で対応しなければならない。フミちゃんがいれば色々世話もやいてもらえるが、僕一人で頑張らなくちゃと。まぁ現状をありのままみてもらってそれでよければいいやと開き直って。そうは言ってもあんまり汚れていたら恥ずかしいので、掃除くらいはしておくかと。まぁ見に来る人は建物そのものの構造であって、枯れ葉が庭にあるなんてどうってことはないやと。もし、このハマイバを気に入ってくれることだけを願って。そんな開き直っていてもいいやと思う僕を尻目にフミちゃんはよくまぁそんなん小さいことに気がつくもんだと感心する気配りだ。だって、そんな事に目が行くわけもないって場所も気配りを。言われれば、はいはいと。最後は「もういいんじゃぁない」となだめて。それでも、自分が仕事に行くギリギリの時間まで世話を。はいはい。そのフミちゃんをお見送りして、再度旅館の方に行ってみるかと。その旅館の方に数分行っていて外を見たら知らない人がハマイバの敷地に入って写真をパチリパチリと。これは予定より随分早い到着だこと。急いで玄関前にお出迎え。「お待たせしました〜」と。当初考えていたのは三人かな?などと。ところが、6人でやって来た。それはそうですよねより多くの人の目で確認しなければ、そう簡単には決められないよね。今まで何人もの人が見に来たがこれだけ多くの人で来たのは初めて。それだけ真剣だってことか。そしたら一休みする時間もなく、早速「案内してもらえませんか」と。「じゃぁ早速」と。ハマイバは広いので、案内するのにも時間がかかる。食堂、お勝手、旅館各部屋。一旦もどって、「とんぼ」次は北側の建物と。果たして気に入ってもらえたのかどうか。フミちゃんは出かけに「あれも、これも用意しておいたからね」と心遣いを。ところが一通り見学したら、全員が外に出て「まだこれから行くところがありますから」と。先を急いでいたらしい。そんな調子だから、相手がどう思ったかなんかは推し測れない。そして、急いでハマイバを後にした。残ったのは先日事前に見学に来た不動産屋さんだけ。「どうですかお茶でも」「そうですか〜」と。そしてしばし、雑談。「決まってくれる事を願ってますよ〜」と。それにしても午前中からの気の抜けない時間。あ〜疲れちゃった〜今日の一枚はハマイバの庭に咲いている菊です。僕たちはこの花を「国会議員のバッチ」って呼んでます。

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