冬支度も終えて

 今朝起きたら庭が濡れていた。「雨が降ったんだね〜」と。瓦屋根の下では通常の雨では音で気が付くことはない。そして予報でも昨夜雨が降るなんて聞いてもいなかったし。そして気温も今日は上がるぞと期待もしていたのに朝のこの寒さはなんだ。今日のフミちゃんは午後出勤。だったら午前中お付き合いしてもらって、湧き水でも汲みに行こうかなと。そう言えばこの湧き水も、この上のテニスコートの場所のゲートが冬期封鎖でもうすぐ閉まってしまうので、それまでにあと一回ぐらいしか汲みに行けないかなと。「フミちゃんは寒いし車から降りなくってもいいから一緒に付き合って」と。そしていざ。山に向かって走り出したら、すぐに濃霧で前が見えにくい程の濃さに。「でも上に登っていけば雲の上に出て晴れていたりして」と期待しながら湧き水の場所を目指す。そして走ること15分、その場所もしっかり濃霧で。すると車から降りてすぐに水を汲み出したフミちゃん。「いいのに頑張らなくって〜」と言うが、「いいのいいの」と。その湧き水の場所もすっかり冬支度が終わっていました。そんな光景が今日の一枚です。「この場所まで上がってくるのもやけに遠く感じたし、中々水を汲みになんて来れないよね〜」とフミちゃん。そして水を汲んで帰ってきたら、すぐにコーヒーの香りが部屋中に。「この匂いって癒やされるよね〜」「汲みたての水で入れるコーヒーが一番だね〜」と。そんなところにフミちゃんの携帯が鳴った。すると「白菜を買ったからこれから持っていくね〜」と。先日フミちゃんが白菜漬けを職場のひとに持っていったら家族が食べて「これ美味しいね〜」って言っていたそうで今日はすんごい大きな白菜を車に積んで運んでいくね〜と。そのお姐さんも、今日はフミちゃん同様午後の仕事が入っている人。「今日はゆっくりしてられないわ〜」と言うが「まだいいじゃん、ちょっとコーヒーでも飲んでいって」と。「薪ストーブって暖かいね〜」などと言いながらコーヒータイムを一緒に楽しんだ。それにしてもこのところ数日温かい太陽が顔を潜めていて、白菜も干してあるがなかなか干しきれないし。そして干し柿づくりもこの曇りがちの天気ではいいものが出来そうもない。やっぱり太陽の恵みは欲しいもんです。そして、さっきフミちゃんは午後の仕事に出発していきました。「今日はゆっくりしていてね〜」などと言いながら。

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