見学

 さてハマイバの売却の方向性が見えたら、今度はここから立ち退くことになる。今まで人生で何度も何度も転居をしてきたが、流石にこの歳になってからの転居となるとエネルギーが半端ない。それでも次に住む場所を探さなくてはならない。そんなこんなで、フミちゃんも今日がお休みなので二人で物件を見に行ってこようかと。昨日不動産屋さんに電話したら「外見は見れますので一度見てください、そして、その上で更に中を見たいということなら鍵を持って一緒に見学して頂き検討してもらいたい」との事で。まづは地域とか利便性、周囲の状態などなどを確認することに。そして、頭の中にあるのはハマちゃんの事。もちろんこんな広い場所などあるわけがないが、これからは窮屈は承知の上で都会でワンちゃんを飼う覚悟でね。そして車の駐車もハマイバのようなことは現実あるわけがない。コンパクトでいつお迎えが来ても取り壊しにも手間がかからないようなことでと。今日の時点では不満はいくつもあるが予算を考えれば仕方がないかと。そして早速、帰ってから不動産屋さんに電話して近いうちに見せてもらう約束に。この広大な土地に、自然真っ只中で、渓流釣りは自分の家から竿を出せばなんて最高の場所での生活を17年楽しませてもらった。今度はこじんまりとの生活にね。そして今日は家に帰ってきてからすぐに近所のおじさんが亡くなったとの知らせを聞いていたので先程お別れに行ってきた。このおじさんも僕がここに越してきてからいつも気さくに声をかけてくれて玄関前のハマイバの看板はその人の力を借りて立てたものだ。そして、釣り好きで孫をいつも連れて夕まづめ時釣りに出掛けていたっけ。奥さんとも最近合えば「2024年は釣りに行けそうですか?」と。だって、この前亡くなった人も組合員。そして今日の人も組合員。この部落で本格的に渓流釣りをするのは監視員の人と僕くらいになってしまった。あ〜寂しい寂しい。今日の一枚はこの真木の町に入ってすぐに見上げると見える山。そう500円札の雁が腹すり山なんです。この町の住人として眺めるのもあと僅かか〜。