待ち焦がれた太陽

みやまくろあげは


 ようやく、ようやくハマイバに太陽が。洗濯物もストーブで乾かしてもやっぱり最後の仕上げは太陽だ。しかし、外に干したのはいいが、怪しい雲が時折やってくる。山沿いだから天気の移り変わりが激しいのだ。今日は平日でもあるし、遠慮なしに釣りに行こうと思っているのだが、この天気に決心がつかなかった。やがて、11時も過ぎて、空が明るくなってきたので「よし、行くならいまだ」って車を上流に走らせた。いつもならえん堤を一個か二個越えて終わりだが、今日は三個のえん堤を越えることにした。水は本当に綺麗だ。これじゃぁ魚に見破られてしまうが仕方がない。後は静かに静かに。そしてソッと餌を落とす。すかさずアタリだ。しかし、10cmにも満たない小型ばかり。「今日は駄目か」と諦めながら一つ目のえん堤を越える。そこでも最初のうちは小型ばかり。ところが、やがて大きなアタリ。なかなか魚が姿を見せない。ここも慎重に。上がってきたのは27cmの幅広のヤマメ。「やったー」その上のポイントでも20cmを越えるヤマメ君。そしてえん堤下。ここでは期待に反して小型の岩魚君だけ。そして、二つ目のえん堤を越える。水の流れ出し、底には木の枝なんかもあり難しいが攻める。案の定比較的大型の魚が掛かった。多分ヤマメだろう。下流に逃げようとした。そこで、木の枝に引っかかりバイバイ。敵もやるもんだわい。そこからは、岩魚3匹。「こんくらい釣れればもういいか」って。ここで車に戻ることに。
 家に帰ったのは1時半。洗濯物はすっかり乾いていた。太陽の恵みだね。
 この天気に、このハマイバ周辺でよく見かける「みやまくろあげは」が数羽水を飲みに来ていた。これから暑さも本格的になれば、数百と思われるちょうちょがやってくる。そのワンショットです。みなさん、見に来て下さいね。