岩魚買い付け器具作り

第一号山百合


 今日のお客さんは同じ真木のおばさん達で、9時バスでいつもやって来る。今朝はなんだか熟睡で「もうすぐおばさんたちが来る時間だよ」って、フミちゃんの声で起こされた。それにしても良く寝れた。起きてすぐにお風呂のスイッチを入れて、お部屋の電気も入れて、ついでにコタツのスイッチも入れて。まさか〜って思うかもしれないが、今朝は気温も下がり、コタツがなければちょっと寒さを感ずる。そして、9時過ぎに、いつものおばさんたちがやって来た。「お久し振り〜」とか言いながら。一人のおばさんは「いんげん持ってきたよ〜とにかく、柔らくて美味しいから〜」って。おばさんたちは慣れたもので、ご案内しなくても、自分たちでスイスイ。やがて、お部屋に入って「あれ〜コタツが入ってるよ〜」って驚いたが「やっぱりうれしいわ〜」って。お客さんの食事は12時に出せばいいからとしばし、のんびりしてたら、下のおばちゃんから電話で「お客さんが来たから、天ぷらそばふたっつお願いできないかしら〜」と。それじゃぁとさっそく天ぷらそば作り。そして、お昼にはおばさんたちにも食事を出して、「なんだかホッとしたね」と。おばさんたちは本当に手がかからないのでほったらかし。それじゃぁ午後は岩魚買い付けの運搬するのを作りたいなと。お客さんの対応はフミちゃんに任せて、自分はその器具作りに取り掛かる。ところが初めての事で、試行錯誤。「ああしたらどうだろうか、こうしたら」と。とにかく、ある材料で、作ってみる。一旦仕上がったが、どうもしっくりこない。もう一度作り直してみる。そして、組み立てて、水を入れて試運転。ところがまたまた、不具合が発生。もう一度作り直しだ。なんせ、岩魚を運ぶなんて作業は初めての事、針金が有ったら、岩魚が傷をつけるし、水が漏れたり、水温が上がったら、これまたアウト。果たしてこれでうまくいくのか。失敗すれば、またまた大損害。それも全部自分の責任で。たまたま、昨日前の経営者に電話して、運搬用の酸素や分散器が有ったからいいものの、無かったら、取り寄せで最低二週間とうん万円掛かるって事だが。さて、おばさんたちが帰る頃にようやく完成した。この連休が終わったら、早速、買い付けに行って見るか。今日の一枚は、朝方、おばさん達を待つ間に、ちはると庭をお散歩してる時に、大月市の花である「山百合」が一つだけ咲いていたので、撮ったものです。山ユリのいい香りに包まれていくんだよね、このハマイバも。