墓参り

墓参り


 今日はフミちゃんのお母さんの6回目の命日だ。このところ、彼岸にも行けなかったので、今日は午前中に行ってこようかと。丁度ハマイバの桜も咲き始めたので、その桜を持って、そして途中のスーパーでお花を買ってと。今日の予報だと午後から雨になるって事だったので、午前中は大丈夫だろうと。このフミちゃんのお母さんは、本当にフミちゃんの事が可愛くって仕方がなかったんだね。そして生前このハマイバに来て、「文子をよろしく」と。いろいろあったが、このお母さんにも結構難しい事を言ったが、ちゃんと理解して、最後までその信念を貫き通した。僕もそのお母さんの態度には感服しました。そのお母さんが亡くなって早6年。本当にあっという間であった。思い起こせば、丁度東日本大震災があった年で、病院に入院していたお母さんのところにいたフミちゃんは、地震が起きた時思わずその上にかぶさったと言う。後で「そういう時は自分がベットの下に隠れるんだよ〜」と。でも、とっさの時はやっぱり覆いかぶさるよね。その地震から一か月ちょっとの桜が咲き始めた頃の出来事だった。そんな事を話しながらの墓参り。お母ちゃんは分かってくれたかな〜と。そんなところに何時ものお姐さんから電話。「今日は家に居ますか〜」と。「うん今墓参りに来てるけど、もうすぐ家に帰るから〜」と。今日の一枚はそのお墓の前で手を合わせるフミちゃんです。家に帰ったらすぐに、そのお姐さんも到着。さっそくお茶会の始まりだ。そうなれば僕の居場所はない。「ちょっと出かけるね」と。聞けばそのお姐さんが「明日は三人で食事に来ますので、予約ね〜」と。有り難うございます〜そして、街に下りてしばらくして、そろそろ雨も降りそうだから、家に帰るかと。ところがどっこいそうは問屋が卸してくれません。それじゃぁ、一緒にヨモギ採りでもしましょうかと。そしたら、なんと、もうワラビが何本も顔を出していました。明日は、このワラビも天ぷらに出来るかな。