あと一日

氷の芸術


 今年もあと残り一日となった。今年はハマイバ最終年。この10年を振り返ると、本当に早かった。いろんな人と知り合えたし、楽しかったことの方がはるかに多い10年だった様な。そして、9月で商売を辞めて、その後はこのハマイバを売りに出すことに。幸い、不動産屋さんも積極的で、このハマイバが売却できるのではないかと思える状況になって来た。しかし、実際はどうなるのか、売れて現金を手にして初めていえる事だし、まぁここは一つ、不動産屋さんを信じて待つことにしますか。そしてフミちゃんも12月からは本格的に働き出したし、僕も、見通しが経ったら、何らかの仕事をしていこうかなと。仕事を辞めて、ただただ毎日を息をしていればいいなんては思ってないし、やっぱり人間少しでも働かなくちゃね。そんな今日はフミちゃんから「今日はとくに用事もないんだし、お互い自由行動にしようね」との提案が。賛成です。そんな話をしてるところに娘から電話が「やっぱり今年もハマイバに行きたいねって事になったから、明日家族で行くね」と。昨日まで電話が無かったので、今年は二人でのんびり年を越そうねと話をしてたばかりなのだが。まぁ来るなって事にもならないし、そこは娘家族の来訪は歓迎しなくちゃね。そしたら、フミちゃんは明日のメニューで自分の担当のものを作るための買い物を書き出した。それじゃぁ僕は買い物に行ってくる口実でバイクにまたがり、街に下った。そしたら、途中にフミちゃんから電話で「ソーダが無いから買ってきて」と追加注文。分かりました、あと少ししたら帰るねと。今日は今年最後の運試し。神様がフミちゃんに何か買って行けと言ってるよと。でも仕事もしていないのに無駄遣いをすれば、フミちゃんに一言言われるし。そして家に帰ったら、そのフミちゃん、明日娘たちが来るので孫たちが好きな「こんにゃく」を作っていたよ〜と。そして昨日に続いて、今日も草餅をつくったんだ〜と。昨日出かけて帰って来たら、近所のおばさんがコンニャク芋をプレゼントしてくれたので、さっそく作ったそうな。ご苦労様です〜って言ったら「今日こんにゃくを作ったので、今度は私が出かけて来るね」と。いってらっしゃーい。今日の一枚は、氷の芸術です。雨は降らないが厳しい寒さで、旅館の北側の水滴が凍結したものです。