十日を切った渓流釣り

秋の恵み


 このところ毎日雨が降り、釣りには好条件の日が続いている。そんな今日は、まづ歯医者に行く事。そして、その後は病院に行って血液検査の準備。一旦家に戻って軽トラから軽自動車に乗り替えて、今日は甲府方面に買い物とドライブがてら行ってくるかと。昨日直した車の調子を見ながら。今日は朝から雨が降り続き、ハマちゃんを遊ばせるのも大変だ。あっちの店に行っては「ハマちゃん待っててね」そしてすぐ次のお店に行っては「待っててね」と。ハマちゃんにしてみれば、待たされるばっかりで、これなら家で待ってた方がいいやと思ってるのかどうか。せっかく出かけてきたんだし、美味しいものでも食べてくかと。そして一路ハマイバを目指す。ところが睡魔が襲ってくる。そこでフミちゃんに、ガソリンを満タンにしてから運転お願いしますと。運転を交代したら、数秒で意識を失った。そしてしばらく。「着いたよ〜」と。そして買ってきたものを家に入れ、しばし横になってたら「出かけて来ていいよ〜」とのお言葉。そう言えば禁漁まで十日を切った。10月に入れば大好きな釣りに行ってくるねなんて言えなくなる。さて今年は不調な釣りだったし、何処で竿を出すかと。そこで、ハマイバより下流にフミちゃんに送ってもらって。雨はシトシト。川は濁ってはいないが、まぁまぁの条件。これで釣れなければ、仕方なしとするかと。このところの雨で、川は増水気味。川を渡るのも少し大変。でも、だからこそ、釣れるかもしれないなどと言い聞かせ。なかなかアタリもなかったが、やがて、グンと強いアタリが。型のいいヤマメ君だ。もちろん天然物の幅広ヤマメ。だが、さすがに禁漁間近のこの時期、爆釣って訳にはいかないが、ぽつぽつと。そのまま登って行くと、両岸がそそり立ち、なお増水で川を横切れない。さてどうするか。なるべく川を渡らないで済むように、今いる方の崖を登る事に。そして登ってビックリ。なんと降りる場所は足場もない様な急な岩場。だが戻るに戻れないので、ここは慎重に、ロープを使って少しづつ。その岩場はもろく、足をかければ下に崩れてパラパラと。昨年釣り仲間を釣りの事故で亡くしてもいるし、見本となるべき僕が落ちたら話にもならない。ここは万全には万全を。もちろん釣竿は仕舞って両手を使うのは当然。そして降り終わったら足がすくんだ。しかもその後は全く釣れなくなる。そうだよね、簡単に行ける場所にはわんさか釣り人が入るもんね。そしてフミちゃんに電話。これから川を上がるので迎えに来てくださいと。ハマイバ生活満喫の一コマでした。今日の一枚はその釣りから上がってくるとき足元に落ちていた栗です。秋の恵みです。