盆の入り

旅館ハマイバ


 今日13日は田舎のお盆の入りだ。今年亡くなった方々の新盆である。私はこの二月東京での生活を捨ててこの大月の真木川が気に入って引っ越してきた。ここの元の持ち主との契約も交わしていなかった。ここのおじさんにずいぶん気に入ってもらってここを譲ってもらった。一人で住むには大きすぎてしかも前は旅館をやってたところでそこを活用するにも掃除するにも大変なところで友達には「お前馬鹿か、こんな大きな所を一人でどうしようと言うのだ」等々。散々であった、が、友人や元職場のOBなんかが手弁当で手伝ってくれて今では何とか格好もついてきた。ここの元のおじさんはそんな私を応援してくれる約束だった。しかし、まったく残念ではあるが契約をした事実を確認した後に突然他界してしまったのである。おじさんの残念さも分かるが第一応援団のおじさんの他界は私にとって「目の前が真っ白」になった。釣りを商売するノウハウ、旅館のノウハウ教えて貰いたい事は山ほど有った。
 そして、今、何とか私は「岩魚釣りセンターハマイバ」の営業をはじめた。盆の入りでおじさんは家に帰ってきているはずだ。私の今の姿を見て喜んでくれるだろうか、それとも「なってないな」と言うのだろうか。はてはて、、、。写真はここハマイバの旅館の部分である。