秋晴れの日曜日

火付け役杉


 久々の秋晴れの日曜日になった。今日は、雁ガ腹摺山から富士山が見えることだろう。今朝は、タクシーが引切り無しに登っていった。中にはバスでこのハマイバまできて夫婦だろうか、仲良く歩いていった。ここから、大峠までの道のりはアスファルトで舗装されており約8キロの道のりをひたすら歩く行程となる。大抵は大月駅からタクシーで直接大峠までいって約一時間の登山をし、あとは下っていく行程をえらんでいくらしい。本物志向の人に言わせればハイキングも登山もなるべく自分の足で歩く事がいいらしい。
 このハマイバは本来なら登山の拠点であり、下山して、バスを待つ場所でありながら、最近の登山者は、頂上近くまでタクシーを利用するため、このハマイバは単なる通過点に過ぎなくなっている。もし、こっちに下りてくるお客さんがいるなら、当ハマイバ自慢の大きな岩風呂、天然水でお出迎えするのだが、今の状況ならとても「いつでもお風呂利用出来ます」などの看板は出せない。
 ちょと前、富士急のバスがこのハマイバでUターンする所なので「鎌倉さん、バスで来たお客さんを大峠まで送ってお礼を貰ったら、バス利用者も多くなり、ここも多少は潤うのではないか、お客さんも喜ぶんでは」等の意見ももらいましたが、「法律に触れるようなことはしないで、所得は少なくても、節約して心穏やかに生きたい」とやんわり、、、。でも、当ハマイバにご宿泊のお客さんのお願いなら、林道のみちすがら案内もしたいな、とも思っています。もし、ここを利用されるお客さんで希望があるなら申し出てみて下さい。
 今日の一枚は、薪ストーブの火付けに今まで灯油を使っていましたが「もったいない、自然の杉の枯れ枝がいっぱいあるのに、利用しなくっちゃぁ〜」との意見を採用しすぐ近くの杉林に行って拾ってきた火付け役杉です。