珍客来訪

ハクビシン


 昨晩11時頃台所に行ってびっくり、ゴミ箱が荒されているではないか。入り口のドアーをちょと開けておいたその隙間からねずみでも入ったんだろうか?って思ったら、なんと隣の従業員休憩室でガサゴソ音がする、見たらちょっと大きめのネコの様な動物がなんか食べているではないか。鼻筋には白い線が入っている。「ハクビシンではないか」さっそくドアーを閉めて電気をつけて、魚をすくう網を持ってきて、飛び掛られてもけがをしない様に体制を整えて。いざ、大捕り物劇のスタートだ。相手は人間を見て怯え、窓際の物陰に隠れる。そこに網を持っていくとすばやく反対側の角にうずくまる。すかさず網を振り下ろすとすっぽりと入った。だが、ハクビシンも必死に脱出を試みる。押さえた網の下の部分からもう一つの網を入れる。網の周りの枠を針金で縛る。もう安心だ。さて、このハクビシンをどうするか思案橋。結局池に持っていって沈めること約30秒ハクビシンは安らかに天国に旅立った。このハマイバは山の中、夜になればいのししはもちろん、まだ目撃はしてないが、きつねやたぬきも出ることだろう。昼間は猿の群が一家で旅館の屋上なんかで遊んでいた。そしてこのハクビシン、かわいいが人間にはなつかず、この地域の農作物を荒してまわるらしい。今朝、隣の息子さんに話を聞いたら「咬まれずに良かったね、大体このハクビシンは鉄の網も噛み切り、鳥小屋に潜り込んで、にわとりのひなをかた端から飲み込み、親鳥は血をすって全滅させるんだから」って話。こわいこわい。
 今日の一枚は、捕獲され天国に行ったハクビシンです。